福島の幼い子どもたちに、ほんのひとときでも放射能の不安のない場所で
親子ともども思いっきり外遊びを楽しんでもらうプロジェクト
「親子わくわくピクニック」。
虹と緑しずおかフォーラムさんを主体に、3月24日に第1回が実施され
エコエデュも遊木の森でのひとときをお手伝いしました。
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そのご縁で、フォーラムの主要メンバーのみなさんが
6月初旬に福島を訪問された際の報告会が6/27に開催され、エコエデュも参加しました。
みなさんは飯館村の菅野村長など多くのキーパーソンにお会いになったほか、
福島の子どもたちの現状を知るべく、保育所や幼稚園を実際に訪問し
放射性物質と隣り合わせの不安の中、地域で子どもたちを預かる
先生方と多くの情報交換をなさったとのこと。
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中でもいわき市好間保育所の園長先生のお話(動画)が印象的でした。
好間保育所は震災前から自然あそびを大事にしてきた保育所なのですが、
1年間外を歩かない、というのはやはり子どもの心身に大きな影響があったようです。
会津へ遠足に出かけても、歩くだけで精一杯。自然遊びを楽しむ余裕はなかった。
子どもたちの会話の中に、自然に関する言葉が出てこなくなった。
体育館内で遊べるよう、いろんな工夫をしてもやはり追いつかなかったとのこと。
家庭の中でせめて、外遊びできないことに適切な声かけをして補ってほしくても、
ご両親の姿勢によって大きく差が出る現状があるようでした。
改めて、エコエデュがさせて頂いていることの大きさ重さを実感した報告会でした。
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8月初旬、2回目のわくわくピクニックが計画されています。
今回もエコエデュはお手伝いする予定です!
ほんの少しの人数、ほんの少しの時間しか体験の機会がなくても、
小さな積み重ねを持続させることが今は大事。エコエデュも、一歩一歩進もうと思います。