ま~るくなあれ♪
で輪を作っていると、つくしをみつけました。
「ほんとだ~」「つくしだ、ふんでしまいそうね」
と踏まないように足下を見ると
「ここにも」「ここにも」
とお母さんたちの目はつくしみつけの目に変わっていました。
不思議ですね。
見ているようで見えていないことってよくあります。
気付いたり、みつけたりすると、不思議とみえてくるんですね。
「里山のかやねずみ」が始まってから3年がたとうとしています。
3月はいつも、みなさんから
「お世話になりました」
「ありがとうございました」とお礼の言葉をいただきます。
いつもお話しすることは
「私は何もしていません…
お母さんたちがこどもたちを、里山に連れてきてくれてありがとうございます」
と申し上げます。
本当にそうなんです。
私の方が、みなさんから学ばせてもらってきた3年間でした。
子育てはいつも迷います。
同じ親から生まれてきても、手のかかる子もいます。手のかからない子もいます。
子どものやることが???で理解できないことだってあります。
食べさせて、着させて、寝かせての毎日で疲れてしまいます。
わたしこんなにがんばっているのに~なんて思ってしまったり
私の育て方が悪かったからだ~なんて落ち込んでしまったりもします。
みんなみんな、多かれ少なかれ
悩みながら、迷いながら暮らしているものです。
かやっこにいらしてくださったお母さんたちから
私は本当に大切なことをたくさん学びました。
いろんなお母さんの素敵なところ、かしこいところ。
感じる心はそれぞれだと思いますが、
最後に私が子ども(かやっこの子も、自分の子も)と向き合うときに
大事にしていることを書いて、締めくくります。
「子どもの心がどこにあるのか、今何を思っているのかを察してあげたいと思っています。
言葉ではないその先の心をみてあげようと心がけます。
私の理想や、先回りの思いで子どもと暮らすのではなく
子どもの今を感じて共に楽しみ、応援したいと思っています。
子どもに何か言いたくなったときは、自分の本分を全うしようと
する方に思いを向けます。一日一日、戻ってこないその瞬間を宝物にするために。」
拙いプログラム報告を読んでいただきありがとうございました。
また、お会いできる日を楽しみにしています。