~私たちは、どうして子どもたちを自然の中に連れ出しているのでしょう。
子どもたちの姿を通して、野外保育の考え方をお伝えしていきます~
「好きなことがみつかること」
自然の中はその子の好きなことが見つかる場です、と書かせてもらいました。
「自分の好きがみつかること」は自己肯定感を育みます。
自己肯定感とは「自分のあり方を積極的に評価できる感情」といわれます。
言い換えると、
「自分はかけがえのない大切な存在」だと思える心。
この気持ちは、幼児期につくられていきます。
そして、無意識の中でつくられていく感情です。
Tくんお水遊びが大好きです。
お水の中で、お水と向き合っています。
好きなように川で、お水と戯れています。
ものや素材としっかり向きあえることは
自分ともしっかり向き合える基礎をつくります。
自分と向き合えることは、自分はかけがえのない大切な存在だと
認識していきます。
例え将来、挫折することがあっても、きちんと自分と向き合い
自分を大切にしていけるでしょう。
本物を知り、自分で考え判断していける人になります。
与えられた課題をこなすことで自分を評価していくこととは、出発点が違ってきます。
自らが主体的にものや素材とかかわり、遊びを生み出していくことが
自己肯定感を育むことはいうまでもありません。