夏休みが終わり、9月2日~「里山いっぽ」始まります。
途中入会、2014年度の募集とお知らせを出させてもらっています。
ぜひ、ご興味のある方は見学だけでもいらしてみてください。
お問い合わせもお待ちしております。
「なぜ自然の中で?」を書かせてもらっていました。
なぜ自然の中で?を、子どもの姿を通してお知らせするシリーズです。
今回は「かしこい身体」づくりです。
(「かしこい身体」とは、絵本作家の五味太郎さんの言葉です。
『丈夫な頭とかしこい身体』という本をお書きになっています。)
子供たちは木を見ると登りたくなります。
また、誰かが上手に登っているのを見るとやってみたくなります。
この日Kくん初めて登りました。
スタッフは手を貸しません。
自分で登れるところが、降りられる高さです。
どれくらい登れるかは、自分の身体が教えてくれます。
手と足上手に使って登っています。
たくましく見えます。
登り切ったてっぺんでの、とびっきりの笑顔です。
木登りは、子供たちの憧れです。
人工的な遊具と違って、決まった遊び方はないので、自分ができそうなところから
始めます。やってみたくなる気持ちと自分から始めるということが、幼児期には大切です。子供たちは、自分の今の興味や体力で木と向き合っていきます。
外で過ごすことは、
天気や気温に私たちが合わせていきます。
暑い日は、汗を流すとともに、涼しい木陰をさがします。
寒い日は身支度で調整し、暖かな日向を探します。
雨の日はレインウエアを着て、いつもにはない、情景や生き物に
出会います。
山や森は、でこぼこしていて、石があったり、蔓がはっていたり、傾斜だったりで平らな所がありません。子どもたちは、はじめはよく転びますが、だんだん、身体がバランスをとるようになって転ばなくなります。 身体のセンサーが敏感に働くようになっていくのだと思います。
自然の中は「かしこい身体」をつくり、「丈夫な頭」になっていく場所だと思っています。