心が育つって、どういうことでしょう。

いっぽの子どもたちは3才~4才です。

自分中心の思いから、お友達にゆずったほうが

「カッコイイ!」と思えてくる頃です。
11/20 YNくん
「キッチンにいきたい」って言いました。
前の日お友達やお母さんと、とても楽しかったようでした。

朝の会で、行先はグリクラさんに決まりました。
お散歩が始まりましたが、
やっぱりYNくんはキッチンに行きたい様子。「キッチンいきたい」
と駐車場をウロウロしています。
スタッフゆうゆとHくんは、YNくんの様子を見守っていました。

他の子どもたちはフユイチゴさがしやグリクラさんに思いが向いていて
遠く離れてしまいました。

「みんな いっちゃったよ」とゆうゆ。
YNくん「みんな いきたい」と言って 涙が出てきました。
帽子で顔を隠しました。泣いてました。
しばらくすると
「おばけに なっちゃうぞ~」とYNくん
おばけになって、ゆうゆたちに向かって走ってきました。

YNくん自分の気持ちを切り替えた瞬間です。すごいよ!!!
(ホントはみんなでキッチンにいきたかったけど…)
(でも、でも、YNはみんなのこともすき…)
こんなふうに思ったかどうかは、わかりませんが、
YNくんの気持ちを切り替えさせたのは、信頼できる仲間の力だと思います。
みんなと いっしょが やっぱり いい。
 

りんご園で
心が育つって、こういうことかなと思います。
心って唯一ヒトにだけある脳の機能です。
我慢する。
友達の気持ちを察する。
集中して話を聞く。
考える。………心が育っていない大人 いませんか?