めざすは「人間モノレール」!

竹は重力に逆らわず、重みでずり落ちてしまう!

そこで考えたのは…

モノレールの竹の先は穴を掘って埋める。
そして、前に竹を3本置いて止める!

 

まず動き出したのは2年生。

長い竹をどうしたらうまく急斜面の上に持っていくか?

2人が身に着けたのはこのテクニック!

先を行く人は、竹を置いてまず登る。

下の人が竹を上の人に渡す。

これを繰り返すと安全に竹が山を登ることができる!

何回もやるうちに体得した技。

2人が一所懸命にやっていると、仲間たちがやってきた。

大勢になってもやり方はさっきと同じ!

もうみんなわかっている。

「下のほうが重いよ。もう一人下りてきて!」

「もっと向こうのほうへ引っ張らないと、こっちがつっかかっちゃうよ」

総監督から指示が飛ぶ。

「どういうこと?」みんなも考えて自分の行動を決める。

 

モノレールを支える3本の竹がそろってきた!

さあ、モノレールを立てかけるぞ!

「もう少し下にしないと、つっかかっちゃうよ」

暗くなってくると大切なのは、明るいときよりもっと声を出すこと。

 

3本の竹の脇にモノレールが入る穴を掘って…

できた!

もう滑り落ちない。

…でも…上がグラグラ…今度は横滑り

こんなことでめげないのが、みんなのすごいところ!

 

「横に行かないように竹で留めればいいじゃん」

やっぱり動くのは2年生。

3年生の意思を受け継いで、本当に成長したね。

3年生も2年生も、ものすごいパワーの持ち主ばかり。

 

モノレールの横に置くには、長すぎる!

こんなときは、

切って、

運んで、

      

置く。

 

1年生も、2~3年生と一緒によく働く。

こうして覚えていくんだよね。

 

秘密基地の階段や廊下づくりも盛んです。

「これジャマだなぁ」

「切ればいいじゃん」

全員がノコギリ名人です。

 

暗くなってもがんばります!

斜面を登りやすいように、足が入る穴を掘ってるんです。

ほうら!下りるのラクちん♪

暗くても通り道がわかるように、左右に竹を置きました。

 

着々と秘密基地ができていきます。

ところで、人間モノレールは?

「完成~!!」

「ちょっとこわいな」

「こわかったら、両側の竹でブレーキかけて!」

 

ああ、それはブレーキか!

考えたね~。

1年生にはサポートがつきます。

さっすが~!

暗い竹林に、子どもたちの歓声が響きます。

 

さあ、もっと楽しい基地にしようよ!

どんなふうにする?

一人一人意見を出し合って…

「かまどをつくってマシュマロ焼こうよ」

「食器をつくって置いておいたら?」

「地下に寝るとこつくりたい」

「暗くても歩けるように灯りをともそうよ」

「ここで宝さがししよう!」

 

まだまだ広がる秘密基地の夢。

さあ、君たちはどこまで実現できるか!?

秘密基地づくりはまだまだ続く!!