タンポポが顔を上げだし、ぽかぽかの日差しが、
すっかり春だった遊木の森。
みんなで、元気にお散歩に出発!

木の棒は、どうしてこんなに魅力的なんでしょう。
一人がトントンと、手すりの木で太鼓を始めると
みんなでトントン!落ち葉のガサガサの音も加わって、
森の合奏団の演奏が始まりました。

冬の森は葉が落ちて見通しが良くなるのですが
葉っぱに隠されていた物も見つけやすくなります。
その一つがコレ。
小鳥の巣です。
コケと葉っぱと、クモの巣を巧みに絡ませて、
ちゃんと織り上げてある丈夫な巣ですが、
片手にすっぽり収まる程の大きさで。
どうやって、どんな子が作ったんだろう。
と、お母さん方は感心しきりでした。

遊木の森はらっぱ部の頂上に向かう道は
結構坂道なのですが、お母さんが上手に
誘導して歩いてくれるので、ぐずったり
する子が本当にいなくて。
子どもの力って、大人が思う以上に
ちゃんと備わっていると、かやっこに
来ている子ども達を見ると思うのです。

麓に下りて、ご飯を食べたら
思い思いの遊びの時間。
団子やさんですよ~、と
声をかけてくれたのはNちゃんとHちゃん。
土をぎゅうっと握って、ママも一緒に
沢山お団子作ったね。

竹筒をコロコロ坂道で転がして遊び出した
KくんとRくん。最初は手だったのが
次には棒でつついて転がして。
工夫して遊びが進化していきます。
この二人、仲がいいのに、
気性も似た者同士で。
ケンカになると、両者一歩も譲れず。
でも、お母さん達は、すぐに謝らせるのでなく
どうするか探りながら付き合ってくださっていて。
お友達にも想いがある、ということ。
ちゃんと受け止められるようになるためには、
やって、やられて。
気が付いた方から変わっていける。
大人の仕事は気持ちの通訳くらいでしょうか。
さあ、これからの進展が楽しみな二人です。

次回23日は、1月最後の遊木の森です。
まだ行ってない頂上や、探険コース。
どこにいこうかな?

<今日の絵本>
でんしゃでいこうでんしゃでかえろう
ふゆめがっしょうだん

里山のかやねずみ:大野