稲刈りが10月に出来なかったゆえの変更のプログラム。

今回は、山林を再認識させ、竹に関心を持たせたいために、子ども達の手を回復するよう計画を組んだ。久しぶりの竹筒ごはん作りのため、果たして美味しい五目ごはんが炊けるのか、怪我をしないで、竹箸と竹コップ作りが出来るのか、その段取りをどうすれば、スムーズに進行出来るのか、試行錯誤しながらも活動を推し進める。

 

子ども達は、真剣に作り方の説明の話を受け止め、マイ竹箸と竹コップ作りに集中し、取り組み、完成させる。

  

出来た箸と器で五目ごはんを食べている子ども達の満足げな顔つきが印象的であった。竹筒ごはん作りの火加減が難しかったが、保護者の協力をも得て、美味しく、焚きあげることができた。

  

たっぷり昼休みをとった後、午後は、さつまいも堀りと 大根の草刈りと収穫をする。

    

協してくれた保護者は、「自分達でノコギリや刃物を使って、作ることは、初めてで、とても楽しそうで、また、やり遂げた充実した顔をしていました。」「小刀どころか、ピーラすら持たせたことの殆どない中、丁寧な御指導をいただき、無事に作業をしている息子の姿が見られて嬉しい体験をさせていただきました。」「とても素敵な体験が出来ました。子供の普段とは違った一面やイキイキした姿は、一緒の時間を過ごす事が出来たお陰です。」等の感想が寄せられました。岡部の自然の中で、自らが使うものを自らの手先を駆使し、身体を動かし、仲間と共に、作り上げる体験は、今の子ども達にとっても貴重である事を再確認した一日だった。