【はかる事業】は、こんな課題意識からはじまりました。
社会に新しい価値をもたらすのがNPOの役割なら、
地域の里山で「社会教育活動をする」だけでなく、
その成果を「社会に発信」するのは、エコエデュの重要な仕事です。
変化への期待が、ご支援の源となっているならなおさらです。
しかし、社会教育の成果を表そうと思うとき
● 「学力のように、数字で表せるチカラを伸ばしているのではない」
(数値による評価の困難さ、社会教育の定義の問題)
● 「人生のいつどこで、この成果が花ひらくかわからない」
(時間軸における評価の困難さ、因子の複雑さ)
という点が、大きなジレンマでもあります。
成長の中で、人と人、人と社会(環境)を結びあわせる力の要因は
多面的で複雑です。
複雑さのまるごとを、体感を通じて伝えられるのが自然体験の
良さですが、要因のすべてをはかることはできません。
では、何の評価軸を優先してはかればいいのか。
それが、社会に伝わる評価軸になっているか。
はかっただけでなく、結果を活動にフィードバックできるか。
【はかる事業】は、そんな課題解決の一歩めです。