「里山ディズニーへようこそ!」
もう一度ディズニーをやりたいと、子どもたちから要望が出ました。
12月初週のみ里山ディズニー再び、です。
チームは制作チームと体験チームに分かれます。
大人気の一輪車「おんぼろコースター」をパワーアップしよう!と意気込み準備を進める制作チーム。
その間、完成を待っている体験チームは別の遊びを考え始めました。
手をつないでぐるぐるまわり手を離す、里山ディズニーのもうひとつのアトラクション「コーヒーカップ」♪
そして、紙に絵を描き始めました。
里山ディズニーショップのオリジナル、キャラクター製品を生み出したのです。
前回つくった「おんぼろコースター」をもっと楽しみたい!
という意見から、滑走距離を伸ばし2倍に延長。
ろうそく型ライトを自宅から持参し、アトラクションの雰囲気を盛り上げます。暗闇の中のちょっとしたドキドキを味わいながら、全員が「おんぼろコースター」を体験しました。
一輪車を押す係は5年生の女子ひとり。坂道をただ駆け降りるだけでなく、一輪車に乗せて凸凹道を、全員のエスコートをやり遂げました!
みんなのチカラで「里山ディズニー」は、大成功♪
さて、12月という寒い季節になってくるとどうしても話題に上がるのは火起こし。みんな、裏の竹林へ材料調達に、時間を惜しむようにビュンビュン登っていきます。
昨年の経験で、マッチを灯すところまではばっちりです。
新しいメンバーに、擦り方を教えてあげています。
さすが、自分がしっかりマスターしているので、教え方も上手です!
初めての1年生も、火の付いたマッチを放り投げること無く、点火できました。
双方にお見事です!
太い木をノコギリで時間をかけて切り、新たな薪の組み方を試してチャレンジ!
これまでと違って、薪の周りを炎が良い感じでぐるぐると回っています。準備をしっかり整えて、程よい熾火を作ることが出来ました。
「今日は時間があるので、竹でなく木を燃やした。」と。種類によって燃え方が違うことと、時間管理も頭に入っています。
定められた時間内に熾火を作ることができた班には、お餅が渡されます。
両面、キツネ色に焼けて膨らみ、左右に引っ張ると…
のび〜〜るお餅。美味しく焼けました。
火力がまだ残っている班から、「燃え残った炭を埋めるのはもったいない。取っておきたい!」と案が出ました。
火消しつぼがあるといいね。炭を素焼きの植木鉢に入れて保管することに。
熾火が足りず、お餅を焼けなかった班もありました。
「みんな食べられるためにどうしたらよいかな?」
これがクリアできないと、全員次のステージに行けないオキテです。「どうしたら良いんだろう?」と話し合い。
お餅を焼くことができなかったメンバーは、上手く焼けた班に入ってチャレンジすることに。
そこに、高学年女子がクッキングをやりたいと提案。餅を焼きながら時間内に片づけまで行うという約束をしました。
火起こしのスタート。担当を手分けします。薪を拾ってくる係、太い枝を切る係。
高学年は、どんなことに注意してやっているのか、焼けなかったメンバーに伝えてもらいました。
「先週の自分達の火起こしとどう違うかな?」
高学年女子は、フライパンで、サツマイモとじゃがいものバター炒めを作りはじめました。火起こしが済むと、調理につきっきりです。
今回は、みんなお餅を焼いて食べることができました。
高学年は、いもバター炒めが出来上がると、女子はお箸で男子はフォーク&スプーンでいただくようにオシャレに!?セッティングしました。
そこで「里ディナー」を発表、司会をスタート。
今回、撤収は早かったけれど、片付けがずいぶんとかかってしまった。
高学年の指示がなくても、下の学年が一生懸命片づけをしてくれています。
片付けの時間も含めて計画が出来るようになると良いですね!
12月は「おもてなし」の月だったように思えます。
里山を舞台に、「里山ディズニー」、「里ディナー」。
「自分たちがそれぞれ遊んでおしまい」というだけでなく、「相手に喜んでもらいたい、もてなしたい」という気持ちが育っています。楽しさや嬉しさの幅が広がっています。
一般の方からすると、何もないじゃんと思われる場所に、みんなのパワーで素敵な世界が広がって行ったら嬉しいです。