3月に入ると、もう春爛漫な里山。
なんだか日差しが違って、山笑うという季語が
実感できる風景になってきました。

池の畔、カエルに会いたくて、脅かさないように
抜き足、差し足、忍び足で、じーっと待っていましたが
カエルさんには会えず、かわりに、長~いカエルの
卵を発見!はじめて見た子ども達はびっくり!
おたまじゃくしも、泥の中でかくれんぼをしていましたが
みんな優しく扱ってくれて偉かったね。
これから、大きくなっていく姿がみれるといいね。

里山は、タンポポもつくしも花盛り。
「お母さんにプレゼントする!」と
張り切って集めてたね。

こちらでは、リュウノヒゲの実を収集中。
草の中で、宝物を抱いて隠しているように実をつけているので
掻き分け掻き分け、とっても集中してました。そこで
「気持ちいいよ~。」とおしえてくれたのはSくん。
リュウノヒゲって密集して生えてるから、
フカフカのベットみたい。
みんなで、ゴロゴロしちゃいました。

 

年長組さん達は、今月でお別れ。
工作上手で、森の中にあるもので遊ぶ名人たち。
泥んこ、木の棒、木の実、葉っぱ。等
なんでも、ひらめきと工夫で生まれ変わらせていたよね。
年中さん達にも、その技術、伝わったかなあ。

 

この1年で、お友達同士協力して遊ぶ姿も
沢山みられるようになりました。
KくんとSくん、協力して、朽ちた木を根っこから
発掘中。見事掘りあてましたよ。

最後の日。最初におうちごっこをした思い出の
木登り広場へ。
誰かがつくったお家があって、そこをお菓子屋さんに改造することに。
Mくんが「おかしや田六」と名前を付けてくれました。(なぜ田六??)
SちゃんとRちゃん、綺麗に商品を並べて、すてきなお店に。

 

この日は最後なので、お母さんや妹さんも一緒。
可愛いお客様が来てくれました。

年長さんと、年中さん。
年度初めは、ちょっと遠慮がちだったけど
いろんな遊びを通して、仲良く一緒に遊ぶ姿が
いっぱい見られるようになりました。

  

この日は体調を崩して来れなかったお友達がいたのが
残念だったけど、最後にやっほを卒業していく
年長さん達に、賞状をプレゼント。
仲間への労わりの心と、自分より小さい子や、山の
生き物への優しさ。面白いものを見つける観察力と
アイデア。発想力。いろんな力をもった子ども達でした。

  

学校へいったら、更にその力をパワーアップさせて、
素敵な小学生になってくれることだと思います。
年中さん達、年長さんの姿を思い出して、
新しく入ってくるお友達のこと、よろしくね!
来年度は、なんと、18人で開始の里山やっほ。
さらに、パワフルに、がんばろうね!

里山やっほ: 大野 知子