スタッフが高い木の上から「ヤッホー!」

すると、1人が登り始めました。
ここまで登れた!

「私も登りたい!」
「ここに足をかけるといいよ」と教えます。
でも、
「登れない~」

残念。今はまだ登れないんだね。

すると、1人の男の子がやってきて、するするっと登っていきました。
さっき女の子が到達したところから、さらに隣の枝に移ろうとしています。

こっちからか、いやこっちに足をかけたほうがいいか…
聞こえないけど、手足を置く場所やルートを考えながら、模索しているのがわかります。

隣の枝に移ると、さらに上へ!

「すごい!」
見ていた子どもたちから、思わず拍手が上がりました。

「私も登ってみる!」
また違う子が登り始めました。

どんどん上へ、上へ
さっき男の子が行った枝まで挑戦です。

「やった!登れた!」

すると、最初に登った子がもう一回登り始めました。
きっともっと高くまで登りたくなったのでしょう。

あ!前の子とは違うルートを探している!
違うルートを辿って、さらに上へ!

「ここまで登れた!」

その笑顔は自信に満ちていました。

仲間との遊びの中で、
いつのまにか、目標ができている。
いつのまにか、さっきの自分より成長している。
それが、里山BASE。