九月も気づけば今日で最終日。
日中雲ひとつない晴れ間でも、段々と汗をかかずに過ごせる一日となりました。
今日は見学の親子の方を交えて、クリの木近くでクリを取ったり畑作業をおこないました。
食の広場近くにあるクリの木は他の場所とは一回りも大きい実が出来ます。
丸々と太った実があちこちに草の中に埋もれていたり隠れていたり。
「クリみ~っけ!」
一つ見つけるたびに子ども達が嬉しそうに言い、手に余った分はポケットに入れたり袋に入れたりします。
探して見つけるということが楽しいらしく、見つけたときはまるで宝物を発見したようです。
一方で木登りに夢中になる子たちもいます。
小さな体でえっちらおっちら登って行き、小高いところまでたどり着くと普段とは違う景色にニッコリ。
興味が出てきた他の子ども達も次々木登りに挑戦。
畑では大根の間引き、人参とカブの種まきをおこないました。
「ダイコンさん、お隣同士がくっつきすぎると窮屈になるから広くしてあげようね」
スタッフが最初に手本を見せて、子ども達に任せて見る。
一本ずつ抜ける子もいれば、ごと抜いてしまう子もいます。
しかし、「ここの大根の葉っぱを取るんだよ」と伝えてあげると、すんなりとその部分だけ抜くことができました。
種まきでは畝の真ん中に溝を作り、そこに種をパラパラー。
今度は上手に皆溝に種をまき、優しく土を被せてくれます。
「おおきくなーれ。おおきくなーれ」
まだまだ芽が出ない作物に、子ども達が声をかけながら皆で順番こで水やりをおこないます。
自分達が世話した分だけ作物が大きくなっていく楽しさ、そして収穫した時の嬉しさ。
土を整え種を撒き、水をあげて収穫を待つ。
子ども同士で共に味わった畑づくりの面白さや大変さを共有しながら、繋がりを強くしていきたいですね。