里山BASEは、一人一人が「今日何をしたいか」を表明し、
全員の「やりたい」を叶えるために
どんなスケジュールにするかを話し合ってから
里山へ出発します。
3年目の今年、変化が見られました。
最初から子どもが進行するようになったのです。
BASE3か条も、子どもから子どもへ伝わります。
そして、話し合いの進行役は、その日によって変わります。
メンバー構成によって、リーダーが変わるところも
BASEのおもしろいところ。
どんな面々が前に立ったか、一部をご紹介します。
話し合いの進行は、3~4年生が中心です。
これまでの経験を活かして前に立つ子もいれば、
今年初めてだけど、勇敢にリーダーとして先頭に立つ子もいます。
ある日、議論が非常に紛糾しました。
すると、4年生が進行の2人に、そっと耳打ち。
進行役の作戦会議です。
1年生も「ぼくはこっちに行きたい」と意見を言います。
ほら、手を挙げてる子もいるよ。
地図を示しながら、堂々と。
時には、フィールドで相談することも。
「どこでお弁当を食べようか」
うまくいくときばかりではありません。
でも、この「自分たちで決める文化の創造」は
3年続けてきた成果だと胸を張って言えます。
ただ…
子どもたちだけで決めると、
いつも「知っている範囲にとどまってしまう」可能性が高くなります。
いかに、新しいことにチャレンジする機会を創り出すか。
数少ない大人の出番を逃さないように!
ここがスタッフの腕の見せどころです。