夏休み明け。

まだ暑いとは言っても、やっぱり違う空気を感じていた子どもたち。

川は、あと3回、と決めていました。

 

自分たちで計画をして始めたところがスゴイ!

2回はオリンピックの練習と本番。

最後の日は、「川のお楽しみ」。

 

いよいよ、最後の川遊びがやってきました。

お楽しみ会だからと、進行表を考えて書いてきてくれた子もいます。

でも「好きなことしたいから、いらないよ」という意見も。

それでも進行係は「ゲームやる?」と投げかけます。

 

すると、

「やりたくなったら、やりたい人が声かけてやればいい」と

なんともいい感じのゆるい意見が出るではありませんか!

 

「じゃあ、それでいい人?」

「はーい!」

あれ?手と足と挙げてる!

やる気満々です。

 

庭でお花を集めてからいきます。

 

いざ、川へ!

カニ、いた!どこどこ?

捕まえた!

でかい!みんなで協力して捕まえたね。

 

クモ発見!

 

  

クモのヨーヨー♪

「うわ!クモが登ってきた~!」

 

川で鬼ごっこは、危ないよ~!

 

水のキックで水しぶき花火!

 

石をどかすと、なんかいるかな~?

 

みんな、思い思いに遊んでる。

川の楽しさ、おもしろさ、体じゅうにしみ込んだ。

 

なごり惜しいけど、もう帰る時間だよ。

川に行く前に採っておいたピンクの花を、橋の上から川に流しました。

「川さん、ありがとーーーう!」

子どもたちの声が響きます。

 

いつも同じように川はそこにあるけれど、

浸かると、前と違った新鮮な感覚が、ハッとする発見が、

いつもあるのはなぜだろう?

 

答えは一つじゃないと思うのだけど、

川に入る自分が、前の自分とは違っているからではないかと、

そう思うのです。

 

この里山で、子どもたちは小さなQUEST(探求)を繰り返し、

日々脱皮をしているのかもしれません。