2016年度 環境教育事業実施数
実施事業数 30事業(うち受託6事業)
のべ実施日数 463日(うち受託事業61日)
のべ参加者数 8,620人(うち受託事業2,691人)
2016年度 エコエデュTOPICS
TOPICS 1 ビジョン構築・ミッション再構築
エコエデュは2016年度、ビジョンの構築・ミッションの再構築という形で、自分たちの向かうべき未来についての言語化に改めて取り組みました。
>>>ビジョン・ミッション・種・こころざし
周りの人々や(自然)環境との対話を通じて創造や解決をする。そんな経験を基盤に、笑顔で挑戦し続ける力を培ってほしいという願いがビジョンには込められています。環境教育は、ビジョンを達成する仮説のひとつなのです。
今後はビジョンミッションと実際の経営計画を、中期計画と事業評価という形で具体的に接続していく作業に取り組みます。
TOPICS 2 認定NPO法人格の取得
エコエデュは「笑顔で挑戦し続ける社会」の実現を目指し、寄付やご賛助などのご支援を確実に社会に還元する体制を整えようと2014年度から準備を進め、2年間の判定期間を経て2016年11月に晴れて認定NPO法人格を取得することができました。(絶対値基準)
社会のみなさまの共感とご信頼に、透明性と説明責任、そして成果で応えられる団体になること。ここからが、本当のスタートです。
>>>認定授与のご報告
TOPICS 3 Panasonic NPOサポートファンド 3年目の挑戦
昨年に続き取り組んだ、Panasonic NPOサポートファンドのご助力による組織基盤強化。2016年度は株式会社PubliCo(パブリコ)の長浜洋二氏による、マーケティング研修でスタートしました。しかし課題として指摘されたのは「私たちは、何のために、何を、誰に、いつまでに届けるのか」という活動の根本でした。
結局、理事会・事務局全員が「エコエデュとは何か」を再定義する、苦しい作業に向き合う一年となりました。
《TOPICS1に関連》
TOPICS 4 新しい事業への挑戦
昨年度から取り組んでいる、新しい主催事業構築への挑戦。2016年度は、フリープログラムの充実に力を注ぎました。
やりたいことを自分の言葉で表現し、仲間や(自然)環境と対話しながら、実際に行動していくチカラ。そんなチカラを育むフリープログラムを、エコエデュでは重要視しています。
すでに確立されている幼児・小学生プログラムに加え、3歳限定のプログラムや、小学生平日放課後、大人のプログラムなど複数の試験事業を行い、次年度以降につながる多くの感触を得ました。
- 2016年度 試行事業 -
里山BASE after school [小学1~2年生対象]
毎週水曜 放課後実施(2016年4月開始)/定員8名
里山BASE on saturday [小学1~6年生対象]
土曜 月2回実施(2016年10月開始)/定員16名
里山Mitete ~みまもるこどもじかん~ [3歳~年少児と保護者対象]
2016年11月13日(日)実施/定員12組
大人のための里山BASE [大人対象]
日曜 全5回実施(2016年9月開始)/定員10名
TOPICS 5 次世代教育講演会の開催
2017年3月、自然・環境教育の枠を超え日本を代表する企業と高校生を結ぶ、キャリア教育プロジェクト「QUEST EDUCATION」を展開する教育と探求社 代表取締役 宮地勘司氏にご講演頂きました。
それは、ビジョン「笑顔で挑戦し続ける社会」に共感する多くの方々と、分野を超えて出会うためです。
未来を担う子どもたちを、オール地域で育てる第一歩をエコエデュは踏み出しました。
>>>当日の報告
>>>QUESTEDUCATIONについて
TOPICS 6 新しい協働:静岡大学安全講習
エコエデュはこれまで、行政からの事業受託や企業CSRなどの形でさまざまなセクターと協働しながら環境教育を発信してきましたが、2016年度は大学機関との初の協働として、静岡大学農学部1年生(180名)対象の安全講習を実施。フィールドでのリスクマネジメントについて、座学とワークを交えて行いました。
講習の基本形は、エコエデュが毎年会員向けに行っている安全衛生講習会で培われたもの。エコエデュらしい「気づき」を促すワークと、しっかりしたリスクマネジメント理論が好評を得ました。
NPOの現場で長年にわたって積み重ねられた知見で、大学教育を通じ社会に貢献することができました。