この世にある宝ものを見つけるチカラを!
宝ものってなんだろう?
それを探しに出かけるのが『びく石宝さがし隊』だ!
ぼくたちは宝をさがしに、山へ行った!沢に行った!川に行った!里山に行った!
そこで見つけたものはね、
木の根っこ、石、カニ、ドングリ…
「なあんだ、そんなもの」って?
違うんだ!ぼくたちにとって、この手でつかんだ大事な大事な宝ものなんだ。
ほら、この黒い点々・・・
よーく見ると、動いているよ。しっぽが生えてるよ。
こんな背の高―い竹に囲まれたこと、ある?
自分がちっぽけに感じたよ。
変なもの見つけた!なんだ?このひげ?
竹にくっついてる。根っこかな?
いつもは見えない。だからビックリした。
宝ものは、見えないところにあるのかもしれない。
だからスタッフは「よーく見るんだよ」っていうのかな。
こんなところ、登っていくんだよ!
どうやって?ちょっとこわいな。
だから仲間と知恵をしぼる。どうしたらケガをしないで行けるのか?
「前の人についていけば行ける」んじゃない。
自分たちが考えて、自寸たちが力を合わせないといけない。
この穴、何があるのかな?
不思議なこと、興味をもったことはそのままにしない!
そうすると、不思議なことにまた不思議が見つかるんだ。
一人だったら、こんなことできないよ。
仲間がいるからがんばれる!
スタッフが見守ってくれてるからチャレンジできる!
それがとっても楽しいんだ!
でも自然は楽しいだけじゃない。さっきみたいにこわいときもあるんだ。
スタッフは、自分の命の守り方を教えてくれた。
そうか、一番大切なのは命かな?
自分の命?友達の命?生き物の命?
火をおこす!
火があるからご飯が美味しくなる!
美味しいからぼくたちは食べて生きていける!
やっぱり宝ものはよーく見ないと見つからない。
見るだけでも見つからない。
触ったり匂いをかいだり、音を聞いたり食べてみたり…
勇気を出してやってみたからわかったこともある。
ぼくたちは1年間でいろんなものを見つけた。
仲間と自分の宝ものを教えあうと、ちがうんだ。
ぼくの宝と友達の宝が。人によって宝ものって違うんだね。
そうして初めは見つけられなかった宝ものが、どんどん見えてくるようになった。
でも、スタッフは最後にこう言ったんだ。
「家に帰ってからもさがしてごらん。きっとたくさんあるよ。自分の宝もの」
よし!うちでも学校でも、さがしてみよう!ぼくの宝もの。