「里山しごと」のテーマは「元(原材料や過程)」を知ること。
第2弾の「草や木で布を染めてみよう!」では、遊木の森で見つけた花・葉・実などを煮出して作った染め液にハンカチを浸して染め付け、媒染して水洗い、天日に干して完成まで、昔ながらの染色を体験します。
私が好きな色の「元」は何だろう?
2家族で班を作り、先ずは材料集めに出発。
「きれいな葉っぱだね」
「これで染まるかな?」
「どんな色になるのかな?」
「これも入れてみようか?」
駆除も兼ねて、やっかいな外来種「ワルナスビ」を集めてくれた班もありました。ありがとうございます。
集めた材料をなるべく細かくちぎって網袋に入れ15分ほど煮出すと、色が水の中に出てきました。
「きれいな色になったね」
「だんだん濃くなってゆくね」
さらに絞りを入れたハンカチを染め液に入れて、むらなく染まるように動かし続けます。
「ハンカチの色が変わってきた!」
続いて十分に染めたハンカチをみょうばんで作った媒染液に浸して色を定着させます。
「少しあざやかになった」
「ちょっと色が変わったね」
媒染が終わったら、よく水洗いして絞り糸をほどき、天日に干して乾いたら完成!
「きれいに染まったね」
「思った色とちょっと少し違ったね」
「面白い絞り模様だね」
自分たちで集めた材料で染め液を作り、絞りを入れて染めたら、私だけの「オリジナル・ハンカチ」のできあがり!
草や木で布が染まることを体験してくれた参加者たち。
これから、自分の好きな色の「元」が何だろうと思いをはせてくれたら嬉しいです!