子どもたちのチカラでQUEST-探求-する、里山QUEST。
週一回、水・木曜日の放課後に里山に集い、それぞれのQUESTを深めています。
木曜チームは、先月に引き続き、カニへのQUEST。
先月はカニをなかなか捕まえられず。
その後、本を借りてきて調べたり、
考えて作戦を練ったり、道具を使ったりして…
ついに、カニを捕まえた!!
やったね!
でも、ここは里山QUEST。
捕まえることが目的ではありません。
まずは、カニをじっくり観察。
これは、オス?メス?
借りてきた本を調べると、毛がふさふさしているのがオス。
小さくて毛が少ないのがメスだった。
なんで、オスの方が立派な感じなんだろう?
「ライオンとかと同じで、俺は強いんだぞ!と
大きく立派に見せるんじゃないか」
と考えました。
さらによーく見ると、大発見!
「ヒョウ柄だ!」
甲羅に、小さなヒョウ柄の模様が。
さらにさらに、身体測定!
「どうしたら体重をはかれるかな?」
「はかりの上にのせて、上からぎゅって押さえればいいんじゃない?」
「上から押さえちゃうと、おもくなっちゃうよ」
「カニとケースを合わせた重さをはかって、
となりのケースにカニを移して、ケースの重さだけはかれば、
引き算できるんじゃない?」
自分たちで、どうしたらいいかをよく考えました。
つよくん・つよちゃん(→モクズガニの名前です。海からこんなに離れた吉田川まで
上ってきた強いカニだからと命名)は川に放したけど、
指を挟んだあの力も測りたかったな~。
一方の、水曜チーム。
秋の自然のものを使った作品作りがブーム。
作りたいもののイメージに合う材料を拾ったり摘んだり、
里山にあるものからのびのびと発想を広げたり。
もう暗くなるのが早い中、宝物探しのように木の実などを拾いました。
そして、事務所に戻って制作の時間。
それぞれがイメージしながら自分なりの作品を作っていく中、
「ドングリをななめに付けたいのに、うまくいかない…」
と困ってしまう子も。
その日は結局、完成しませんでした。
そして翌週。
先週の失敗があったから、今回は材料選びから慎重に。
どんぐりやその帽子、一つひとつ形も違います。
よく見て、出来上がりを想像して材料を集めていました。
今回はイメージ通りのものができて満足そう!
素敵な作品の完成、おめでとう!
偶然出会ったカニや、この時季ならではのドングリなどの自然物を題材に、
よく観察したり、調べたり、それを自分なりの方法で表現したり。
失敗して、試行錯誤しながら、自分たちのやりたいことを叶えて行きます。
失敗しないとできない体験もあります。
でも、いま時代、どれだけ失敗をできる場があるんだろう?
ここは、試行錯誤し、失敗もたくさん経験できる場。
そんな経験全部が、子ども達の未来への栄養になっていると信じています!
ただ「体験した」で終わらず、QUEST-探究-していく。
それが、里山QUEST。
QUESTはまだまだ続く!
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