先週、今週と、土砂災害を警戒して、
国吉田部農会倉庫をお借りして活動しました。
近くではあるものの、
違った環境での集合・スタートという中で、
子どもたちの力強さを感じました。
うれしく思ったので、ご報告したくなりました!
長文になりますが、お付き合いください。
子どもたちは、いつも通り
「きれいな花」「いいにおいの葉っぱ」
「ふしぎな虫」「トカゲ」などを
見つけたいという目標を掲げました。
「どうしたら見つかるか」
考えながら歩くと、
道脇のオシロイバナやドクダミ、コスモスの葉っぱなどを
触ったり嗅いだりよく見たりしました。
今日は、道路沿いの畑のフェンスから、
グロリオサ(子どもには名称は教えていません)
の葉っぱの先っぽがクルクルと巻いてツルのようになっているのに
気づき、みんなで歓声をあげ、観察しました。
道端でも、こんなにいろいろなことに気づけるって、すごいです!!
途中から川沿いを歩くと、
カナブン、アスファルトに咲く花、
キノコ、クリのイガなど
いろいろなものを見つけ、代わる代わる観察。
雨が降ってくると、大きな葉っぱをかさ代わりに。
今日は、色の違うバッタを次々と見つけました。
紫の小さな花がたくさん集まった花を、
下に流れる川に向かってばらまくと、なんと、
クルクルと回りながら落ちていくではありませんか!
「うわ~」みんなで見入りました。
お花チームは、持っていたペットボトルにお花を入れて、
「ここに水を入れたらもっときれいになるんじゃないか」
と仮説を立てました。これが素晴らしい!
川で水を入れると、本当にきれいに光っていました。(ちゃんと検証)
先週、背比べをしたヒマワリを今日も見つけて、
「あれ?真ん中に黄色いぷつぷつがある」
「花びらが落ちちゃうよ」
と先週との違いに気づいていきました。
一人がやってみた遊びから発見が出たり、
一人の気づきがみんなに広がったり、
本当に楽しい時間でした。
「緑の多いところに行ったら見つけたいものが見つけるんじゃない?」と
3年生が出発前に言っていたこと。
本当にそうでした!それを体感できたことが大きな収穫のひとつ。
そして、途中でのつぶやき…
「同じ道なのに、新しい発見がいっぱいだね」
ああ、うれしくてたまりません。
途中、男の子が水筒を川に落としてしまうアクシデントがありましたが、
自分で川に下りて取りに行くと、みんなが応援してくれました。
なんと、先週も今週も川に入ったんです。まさか!
エコエデュの近くで遊ぶ吉田川の少し下流のほうです。
この川がいつもの川につながってるって、いつか気づけるといいなと思います。
途中、深いところや急なところも、声をかけ合いながらクリアできました。
とにかく、チームワークがいいです!
そして、一番うれしかったのは…
今日のふりかえりで、一年生が、
「山でも街でもどこでも発見ができることがわかった」と。
そう、自分の見方次第で世界は変わるんです。
スロースタートになった今年度ですが、
充実した『里山QUEST』になりそうです。