12月に入り、子ども達の大好きなフユイチゴが
森いっぱいに実り、一番おいしい季節になりました。
イチゴのためなら~えんやこら♪
斜面の茂みの中だって、どんどん登っちゃう!
ほら見て。こんなに沢山❤
柔らかくて、繊細なフユイチゴ。
袋の中で、ジャムみたいにして、チュウチュウ
吸って食べるのが、美味しいんだよ。と
お友達から教えてもらうと、早速チャレンジ。
この姿、すっかり、やっほの伝統になっています。
美味しくって、目の前にあるものは全部欲しい
お年頃の子ども達。
森の恵みは有限であること。森の生き物にとって
大切な食糧であること。等、必ずお話しているのですが
今年の子ども達、小さい頃から来てくれている子が
多く、沢山経験したからこそなのか。
「森の動物さんに残しておいてあげないとね」
という言葉を子ども達から出てきました。
小さい時、採りすぎてしまうのが心配だった子も、
「私達、いっぱい食べたからね」と
譲ってくれる姿がみられました。
私達スタッフの思いや、
仲間の言葉をちゃんと受け止め、
みんなの思いとして感じてくれる
素敵な子ども達だなあ。と
スタッフ一同、とても嬉しく感じました。
この冬、森からのもう一つのプレゼントは
氷が張った事。
去年は暖冬で、どうなることかと思いましたが
今年は、綺麗に透き通った氷を見ることが出来ました。
ホリデーのおじさん達が、大切に守っているこの池。
子ども達は、荒らさない様に気をつけながら、氷を割り
欠片を氷に滑らせて遊んでいました。
(でもここで、残念なお知らせをしなくてはいけません。
年末年始。誰かがあの池にやってきて、大きな木や石を
投げ込んだりして、池が荒れてしまったのです。
ホリデーのおじさん達から、悲しさと怒りで「もう入らないで。」
というお知らせが来ました。
だれがやったのかわかりませんが、
みんなが大切に思っている森です。
大事に遊ばせてもらっていることを、忘れないように
私達も、気をつけて伺いたいと思います。)
やっほの子ども達は、小さな発見を大きな喜びに
変えることができる子ども達。
フカフカのコケは、気持ちいいよ。
この木、こうやって持つと、かっこいいでしょ。
ススキの穂を集めると、フカフカで、キラキラで素敵!
お友達に、素敵なものを採って分けてくれる姿も
沢山見せてくれました。
もう一つ、成長の姿を見せてくれたな、と思うのは
いつも「手伝って」と
スタッフに甘えていた子が、
「自分でできるから」と
手を貸そうとするスタッフを止めて
自らチャレンジするようになったこと。
高いところに、自らの力で登った者同士
なんだか、意気投合❤
高いブランコも、
「一人でできるから」と、
足かけ周りで上がって、
空中ブランコみたいに乗れるし。
降りる時も、となりのロープを手繰って
サーカスの人みたいに降りれちゃうように!
かっこいい!
ついつい、助けちゃいたくなりますが
子どもの中に、ちゃんと「チャレンジ」の力が
備わっていているんですね。
森のてっぺんの大きなクスノキに行った時は
その大きな幹を抱きしめて
「お水飲んでる音がする」と
みんなで、耳をくっつけている姿は、本当に愛しくて。
「森の木も、草も。みんな生きてる。」そんな感性を
大きくなってもそのまま持っていて欲しい。
そう願ってやみません。
杉林の中の秘密基地。
ピンポーン
とすると、ごっこ遊びの仲間入り。
子ども達同士で、やりとりしながら
遊びが広がっていきます。
ここは竈なんだよ。とH君がいうと、
誰かがお団子パンを作って、いつのまにか
お店屋さんに。
はっけよーい、のこった!
お相撲ごっこは、男の子に大人気!
いつの間にか、行司役も登場して
「がんばれ~」と大盛り上がり。
子犬のように転げまわって遊んでいる子ども達。
本当に楽しそう。
なんとなく、男女に分かれていた子ども達も
ここにきて、一緒に遊んでいるのが当たり前になって
本当に仲良くなってきました。
ちょっと、けんかになっちゃっても、
「ごめんね」
「いいよ」と自分達で解決し、また遊びへ。
このメンバーとの「やっほ」もあと
3か月しかないんだなあ。
まだまだ、やり残したことあるからね。
寒くっても、元気いっぱい、遊び切ろうね!
里山のやっほ:大野