泥水池で遊んでいる時、水面をニョロニョロスイスイと泳いでいる生き物がいました。
「あ!蛇だ!」
珍しい名前を聞いて、子ども達が駆けつけます。
水の上を泳ぐヘビを見るのは初めてだったのか、子どもの目はそれに釘付けです。
さとちゃんが近づいて頭をつかんで捕ってみる。
腕に絡まって動くヘビ。毒はないけれども、間近でみるのはあんまりない。
暫くじっくり見た後にヘビを逃がしてあげました。
捕まえていたさとちゃんも内心ドキドキしていました。
トンボ池では皆でお店屋さんごっこ。
竹の筒をつかってお花やヘビイチゴを入れたりしてスープ作り。
隣ではサンドイッチ屋さん色々と挟んでます。
ブンブンは葉っぱを畳んで竜のヒゲで縛ったお土産さん。
さとちゃんは葉っぱをステーキに見立てたステーキ屋さん。木の棒二つ持ってナイフとフォーク代わり。
遊びのイメージがなかなか湧かない子どもにも、大人のちょっとしたきっかけ一つですぐさま広くなります。
ホリデーでは昨日取ったツルグミが美味しかったらしく、今日もまた採りに行きました。
「あそこにチュルグミあるよ!」
指をさす場所見ても中々みつかりません。
好きな物を見つける子どもの観察力には驚くばかりです。
元々鳥や虫に食べられて少なくなっていたツルグミも、今日でほぼなくなってしまいました。
しかし、ただ採っただけでなく、それをお母さんやお父さんにも見せてあげたいという子ども達の心には、
その子自身の思いやりの心が育ちつつあるんだなと思います。
山の活動では珍しい生き物がたくさんいます。
それに伴って、危険な生き物もまた少なくありません。
今日出会ったヘビも無毒ですが、噛まれれば痛みを伴います。
そうやって生き物にふれ合いながらも、何が危険で何をしてはいけないのか教えてあげていきたいと思います。