ちょっと地面のくぼんだところに
丸太が1本ありました。
そこにあるものを使って、補修かな。
長い丸太がもう1本そばにあったんだね。
どうすれば頑丈な丸太橋ができるか、
みんなで工事!
「ジャンケンポン!」
始まりました!完成かな?
でも、一人だけ…。
トントントン!
杭を打って、とめているようです。
「いい感じ!」
ようやく完成した丸太橋。
里山BASEが終わっても、
後日、ほら、他のお友達が橋を渡って楽しんでいましたよ。

丈夫な橋をつくってくれて、ありがとう。
「あ~!ダメだ!できない」
2回ほど木に登ろうとしたけど、ずり落ちた。
あきらめようとしたその時、
スタッフは木登り名人を呼んだ。
「Sくん、登りたいけど登れないんだって」
すると、木登り名人は颯爽と木に登ると思いきや、
少し登っては止まり、
「ここをこう持ってね」
と説明しながら、登って見せた。

「登ってみな」
俄然やる気が出たSくん。
再チャレンジ!
さっきよりも高くまで登れた!
でも、やっぱりずり落ちちゃう。
もう一回!でも落ちちゃった。
すると、今度は、
木登り名人2号がやってきた。
「ここに足をかけるんだよ」
Sくんが落ちてしまう難関ポイントで、
説明しながら登ってみせた。
「やってみな」
1号は木の上から、
2号は木の下から、
Sくんの成功をサポート!
Sくん、再々々チャレンジ!
また落ちた、でもまたチャレンジ!
Sくんも必死にしがみついて、足を伸ばす!
「もう少し!」
「がんばれ!」
1号の檄がとぶ。
「やった!登れた!」
Sくんの心の声が聞こえた。
自分の力で、登る。
自分の力が、友達の力になる。
その力が、また誰かの力になる。
そうやって巡り巡るから、
ここで出会った友達は、『仲間』なんだ。
『仲間』でしか育めないものが、ここにはある。
川のはじまり探検へ出かけた日。
この川のはじまりから
エコエデュのお水がここからきていることがわかった。
粘土がある!サワガニがいる!
石もいろいろあって、ダムを作ったり、いろ~んな遊びができる♪
と、その日に参加した子たちは、とても楽しく遊んで帰った。
さて、その次の次の日。
その日の参加者の中で唯一、
川のはじまり探検に参加していた、おとなしい女の子が
「このあいだ行った川のはじまりがたのしかったから、また行きたい」
と勇気を出して、朝の話し合いで手を挙げて発表した。
「カニもたくさんいるし、粘土もとれるし、みんなのやりたいことできるところなんだよ」
でも、他の子たちは、
「ほんとにおもしろいの?」「とおいみたいだし、つかれそう」
「そこに行ったことがないし、どんなところかよくわからないから、行きたくない。」
『え?でも、今日やりたいこと、の時に、
「探検したい、冒険したい」って言ってたよね。
今まで行ったことないところに行ってみるのが、“冒険”だよね?』
とスタッフが声かけしてみると…
「…じゃあ、いってみよう!」ということに。
みんなで草をかき分け、岩を乗り越え、倒木の下をくぐりぬけ、
行き着いたその先は、遊びの天国だった!
きれいな水が湧き出てる。サワガニがたーんといる。
粘土がたくさん取れるから、陶芸家になる子もいれば、粘土株式会社パート2も設立された。水切りの石も見つかるし、石を積み上げて遊ぶ子もいれば、ターザンロープを見つけて、「あーああーーー!」とターザンになる子も。
『ここに名前を付けるとしたら、なんてつける?』と聞いてみると
「森の中の川だから、もりかわってのはどう?」
「あ、いいね」
こんな風に、毎日日替わりで、メンバーが変わっていっても、
遊びのポイントは、知っている子から知らない子に、バトンのように引き継がれ、
そこでの遊びもつながって豊かになっていく。
違う日に参加していても、同じ場所で同じように遊んだ子たちがたくさんいる。
それぞれひとりひとりの夏BASEが、こうして遊びの文化を生みだしていくのだ。
こんな時代だからこそ、自分たちの力で
なんか、創り出そうぜ!
初めての里山BASE
初めての雨の活動
初めてましての仲間たち・・・

ドキドキの気持ち・どうしよう・・・
不安な気持ち・・・
全部の想いが出てきちゃって
「かえりたい・・」
「お家に何時に着くの?」
まだお昼前なんだけど大丈夫かな?
それでも、仲間たちと里山を歩く。
「もう終わり?」と不安そう。
「もう少しで頂上だよ!」と不安が消えるように元気な声で答える。
広場では、みんなが思い思いの遊びにチャレンジ!
木登り、かけっこ、虫取り・・・
あの子はどうしてる?
あれ?さっきまで泣きそうだったのに、
笑顔で走り回っている!!!

実は到着した時に、年上のお姉さんが
「この広場にどんぐりが落ちているんだよ!!見つけに行こうよ」
と声を掛けてくれたんです。
そのたった一言が魔法の言葉・・・
その後は「楽し~いい!!」「気持ちいい~!!」
そんな声と笑顔が溢れ出した!
あの子にとって、今日の里山BASEは
初めて尽くしの大冒険。
でもたった半日で大変身!
不安だった自分から、心から楽しめている自分へ。
いつか、自分と重なる不安気な「初めてさん」に
魔法の言葉をかけてあげるお姉さんに成長した
あの子に会えるのが楽しみでなりません。

この度の緊急事態宣言を受けて、里山のかやねずみも
宣言中の活動を中止します。
幼い子ども達にとって、「今、そのt時」がどんなに貴重な時間か。
ということを考えると、とても悔しく、残念でなりません。
お母さん達にとっても、ほっとできる時間だったはずなのに。
でも。
仲間と共に過ごすことはできませんが
かやっこに参加してきた保護者の皆さんなら、
子ども達と小さな自然とのふれあいを
楽しむことが出来るはず。
そんな時間が、煮詰まった心がほぐしてくれると思います。
夕方になると、涼しい風が吹くようになってきました。
ほんの少しでもいいので、外の空気を吸ってみてくださいね。
それでも、しんどいと感じた時は、かやっこ携帯までお電話ください。
いつでもお話伺います。
落ち着いたら、いっぱいかやっこ時間を楽しみましょう!
皆さんと再会出来る日を心待ちにしています。
里山のかやねずみ:大野
わんぱく里山は、岡部、巨石の森周辺の里での自然体験と
農体験を中心とした小学生対象の年間プログラム。
地域のよさを生かした体験プログラムを通し、
学び合いができる子を育みます。
【6月】
五月にもみまきをして、いよいよ田植え。

たくさんお米がとれるように、
しっかり植え方を学んで、

泥んこになって、

頑張って植えました。
夏野菜は、1か月でビックリするほど育っていて

ピーマンも収穫でき、
ナスも大きくなっていました!
じゃがいもは、2月に種イモを植えて、
葉っぱも枯れていたので、「あんまりとれないかも・・・」
と思っていたのに、

意外と取れたので、みんなで驚きました!
各グループ、どのくらいとれるかな?収穫量を予想して、あてっこしました。

スコップで掘るのは、今日が初体験。よくがんばりました。

6月のわんぱく里山は一年の中で、一番活動が盛りだくさん。
サツマイモのつるさしもやりました。

サツマイモのくきを斜めに差すのが大変だけど、
この時期でないと育たないので、暑い中、みんながんばりました♪
この日は7月6日。七夕前日ということで
お山の七夕祭りをすることにしました。
お山でみつけた葉っぱの服を着た織姫様。
素敵でしょ?

みんなで、飾りの葉っぱや、お花を探しにお散歩へ。
「僕もお花採れるかな?「」
頑張ってお花を引っ張るNくん。
それを見守るYちゃん。
「わたしも~」と手を伸ばして
しっかり摘んでました♥

こんにちは。
枝でできたお人形にご挨拶。

トンネルみ~つけた!
なんだか、トトロが出て来そうだねえ。

摘んできた葉っぱを使って、さあ、七夕飾りを作りましょ。
作り始めると、集中したいいお顔♥
お母さんも久しぶりに、無心に製作中。
子育て中って、こういう時間がとりにくいんですよね。
作った飾りを笹にくくりつけました。
帰りに笹ごとお持ち帰り。
おうちで作ったお飾りも、本物の笹につけて七夕祭りを楽しんでね。

小さい子ども達は、水遊びで、みんなが作るのを待ってました。
ペットボトルのお水が手のひらの間を通って
ボコボコ泡をだしながら、流れてきます。
どうしてこうなるの?
なんか冷たいものが飛んでくる~っ
目をシパシパさせて、びっくり!
お水って不思議だねえ。面白いねえ。

なんと、この日は、カブトムシのゲストが登場!
みんなのところに飛んできてくれました。
Kちゃん、初めて見たカブトムシに釘付け。
生き物って、不思議だよね。これから仲良くなれるといいな。

里山のかやねずみ:大野
遅くなってすいません。
6月のかやねずみの子ども達もとってもいい顔を
見せてくれていました。
そろそろ3才になる大きいチームは、
お友達と一緒の遊びが楽しくなるお年頃。
長~い棒を見つけて電車ごっこが始まると
「乗せてくださ~い。」
乗ってきたお友達と一緒に
みんなでわっしょい、わっしょい。
あれ?お神輿だったっけ?

6月は美味しい森の恵もいっぱい。
自分で摘んで食べた桑の実、美味しいね。

グリーンクラブのおじさんから、ビワの実も頂きました。
ビワって、こんな風に出来てるんだね。

かやっこは、ママも一緒だから、安心していっぱい遊べちゃう。
1才でも、どんどん歩けるようになっちゃうし
妹が出来て、ママを赤ちゃんに捕られた気がして
複雑な心境だったお姉ちゃんも、たっぷりママが一緒に遊んでくれて
気持ちが満たされると、一回り大きく成長したように落ち着いて
お母さんから離れても遊べるように。

ミミズにイモリにカエルさん。
森は生き物達の大事なおうち。
お邪魔させてもらってるんだよ。ってお話してるからかな。
見つけた時はとっても嬉しいけど、みんな優しく触ってくれたね。

今年は暑くなるのが早くって。
森の水場で、水遊び。いっぱいお水を溜めて、
あっちのタライからこっちのタライへ。
流れ出る水を掴もうと頑張るのは、必ず1才さん。
どうして捕まらないいんだろう?
お水って、ホントに不思議だね。

水が作った穴ぼこ。
ジャストサイズ、入っちゃった!
僕だけのお風呂だよ♥

ちょっと早いけど、川遊びも。
葉っぱがお船になって、流れてく。
タライのお船だよ~。
帽子でお魚獲れたかな?
!
梅雨らしく、雨が降ったあとは、水たまりが最高!
ぴちゃぴちゃ、チャプチャプ!
みんなでバシャバシャ!楽しい~!
あれ?あったかいよ?
お日様のチカラって凄いね。

見て、聞いて、嗅いで、触って、味わって。
みんなの五感がフル稼働!
それを心で感じとって。
そんな子ども達の姿にお母さんが触発されて
お母さんも心が解放されていく。
かやっこって、こどもも大人も楽しい。
幸せ時間です♥
里山のかやねずみ:大野
6月になると、だんだんと
子ども達の中で、この子はどんな子。という認識が育ち始め
子ども同士で関わり合い、遊びが発展する姿が
見られるようになってきました。
やってみたかった木登りも
出来るお友達の姿を観察したり、
時には直接レクチャーを受けたりしながら、
チャレンジする子が増えてきて。
今まで登れた子は、益々高く登ることにチャレンジ!
木登り名人が増えてきました。

「おにごっこしよう!」
という声に、やりたい子があつまって
「おにごっこするものこの指とまれ~♪」
最初の頃は、スタッフを中心に動いていたけど
子ども達同士の距離が縮まって、ルールを途中で
自分達なりに変えても、一緒に遊べるように。
お友達の意見を聞き入れてくれる
「仲間」になってきたからだね。

杉林の芝生は転んでも痛くないくらいフカフカ♥
ここでグルグル走ったり、お相撲したり。
子犬のようにはしゃぐ姿が可愛い~❤
ブランコも、お友達と乗ると楽しさ2倍!
高くて難しいブランコだって、乗り方を友だちから
教えてもらって、出来るようになっちゃた!

暑い日には、川へも行ってみました!
初めての川に、夢中だった子ども達。

水の掛け合いっこで、あっという間にビショビショに。

かと思えば、生き物探しに夢中に。
小さなカニや、お魚を、よ~く観察して
自分の手で捕まえられたね。
初めて触るお友達には、優しく触り方を教えてくれて
子ども達は、小さな命をちゃんと「命」として
感じて、接してくれていました。

お着替えを済ませた子から
茶畑家迷路に突入。
びっくりするところから出てきたね。
こんなチャレンジも、仲間がいるからできるんだよね。

少しずつ、仲間になってきた子ども達。
一人で集中して遊びたいことも、誰かと一緒がいいことも
やりたいようにやれる、緩いつながりが心地いいようです。
里山やっほ:大野