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【報告】9/27(水)里山adventure~吉田川~遊木の森~


栗を探して5000m!(往復)
吉田川を歩きます

 


川の何かを指さしています

 


びっくり!
20~30cmはある巨大ガニがいました!

 


上流に行くと生き物も変わってくるみたい
(10cmぐらいの魚がいるスポットを見つけています)

 


「白い花を触ったら、手がスパイシーなにおいがするよ!」
「わっ!確かにスパイシーだ…」

 


目的地の遊木の森に到着!
栗のイガをひっくり返して探します!

 


帰り道はまっくらになっちゃったね

 


振り返れば綺麗なお月様!
もうすぐ中秋の名月です

【報告】里山BASE in summer 何を作っているのでしょうか?Part②

エッサホイサ!

「持ち上げて~!」それ~!
「後ろは持ち上げなくていいよ!前を上げないと!」
「上がらない」
「そうだ!木に登ればいいんだ!」

「がんばれ!」「もう少し押して!」
横から見ている監督たちからも声が飛び交います。

「ああ、ダメだ!この枝につっかかっちゃう!」
「この枝のこっち側にもってきたいんだから…」
「一度下ろそう!」
「もう一人木に登ったほうがいいよ!」
「私が登る!」

「もう一回上げるよ」
「よいしょ!」

やった!上がった!
「あとは上の二人にかかってるぞ!」
下から激励の言葉

二人は木の上で、丸まってしまったイカダのようなものを一生懸命広げます。

できた。座ってみよう…
そうっと座って…手を放してみる…

「座れた!」

寝転んじゃっても大丈夫

やっとできた~。
みんなで1つのものを作るっておもしろい!

作っていたのは、ツリーハウスの床でした。

「またここで続きをして遊ぼう」
気をつけて床を下ろし、広場の隅っこに片づけました。

ただの竹が、みんなの力でツリーハウスの床に変身!
里山にあるものは、人間の決めた機能で動いていません。
自分が手を加えることで、価値のあるものに生まれ変わる。
仲間とやれば、その価値はもっと輝くものになる。

この経験が、きっと子どもたちの人生のBASEになると、信じています。

【報告】里山BASE in summer 何を作っているのでしょうか?Part①

長――い竹を発見!

最初に切った1本をガイドにして、

なぜか、同じ寸法に切り始めた。
「ここを切ればいいね」

何度も参加しているお兄さんのノコギリさばきがうまいこと!

たくさんの竹が揃いました。
これを並べて…何を作るの?

ツルやひもで結び始めたぞ。
イカダかな?

片方はぐるっと束にして結んだ。
もう片方は、一本ずつ上下上下と紐を通して結んだ。
持ち上げると…あれ?竹が抜けちゃう!
一本ずつ通したほうが丈夫だね、と気づいた子どもたち。
「もう一回やりなおし!」

ようやく完成?なんだろう?
と思ったら、みんなでエッサホイサ!
桜の木のほうへ運び始めたよ。

いったい、何が始まるのか?!

すぐに出来ちゃわないから、おもしろい。
簡単じゃないから、おもしろい。
仲間がいるから、できることがある。

【報告】里山BASE in summer 「憧れ」=「目標」~あの子みたいに登りたい~

スタッフが高い木の上から「ヤッホー!」

すると、1人が登り始めました。
ここまで登れた!

「私も登りたい!」
「ここに足をかけるといいよ」と教えます。
でも、
「登れない~」

残念。今はまだ登れないんだね。

すると、1人の男の子がやってきて、するするっと登っていきました。
さっき女の子が到達したところから、さらに隣の枝に移ろうとしています。

こっちからか、いやこっちに足をかけたほうがいいか…
聞こえないけど、手足を置く場所やルートを考えながら、模索しているのがわかります。

隣の枝に移ると、さらに上へ!

「すごい!」
見ていた子どもたちから、思わず拍手が上がりました。

「私も登ってみる!」
また違う子が登り始めました。

どんどん上へ、上へ
さっき男の子が行った枝まで挑戦です。

「やった!登れた!」

すると、最初に登った子がもう一回登り始めました。
きっともっと高くまで登りたくなったのでしょう。

あ!前の子とは違うルートを探している!
違うルートを辿って、さらに上へ!

「ここまで登れた!」

その笑顔は自信に満ちていました。

仲間との遊びの中で、
いつのまにか、目標ができている。
いつのまにか、さっきの自分より成長している。
それが、里山BASE。

【報告】里山BASE in summer なんでも話し合う

里山BASEでは、自分たちで一日のスケジュールを決めます。
今日やりたいことを出し合って、さあどこへ行ったらいいか?

「司会やりたい人?」
「はい」「はい」…4人が手を挙げました。

誰がやる?

「ジャンケン!」「ジャンケンはよくないよ」
「どういう人がやったらいいか?」
「みんなに決めてもらおうよ」

スタッフ、心の中で「え?そこから?」

「じゃあ一人ずつ、どんな司会をするか、プレゼン!」
「それを聞いて、誰がいいか、手を挙げて!」
決め方も子どもたちで決めます。

「ぼくは、多数決じゃなくて、みんながやりたいことをやれるように、意見をまとめます」
「ぼくは、みんなの意見を聞いて、やりたいことができる場所を決められるようにします」

なかなかしっかりした意見をもっています。

「●●くんがいい人~?」
「はーい」

ここは多数決で、2人の司会者が選ばれました。
さあ、ようやく、今日はどこへ行くのかの話し合いが始まります。

ちゃんとマニフェストを守り、最後まで少数派の意見を聞いて、
全員が「そうしよう!」と納得できる話し合いになりました。

【報告】里山BASE in summer 約束には理由がある

里山BASEには3つの約束があって、
毎日朝の会で確認します。

1.笛の合図で集合!
「なぜ?」とスタッフが尋ねると、
「笛が鳴ったときには、大事な話があるんだよ」
「次の場所に行くかもしれないよ」
そうだね、だから、笛が鳴ったら集まるんだよね。

2.遊ぶときはスタッフの近くで遊ぶ!
「なぜ?」
「だってね、迷子になっちゃうよ」
「ケガをしたり助けてほしいときに、スタッフがいないと助けてもらえない」
この2つはいつも子どもたちから出る言葉です。
ここで、毎日のように来ている子が付け加えました。
「遠くにいたら、笛の音が聞こえないかもしれないよ!」
そうだ、そうだ。スタッフもハッとしました。

3.具合が悪くなったりケガをしたら、スタッフに言う!
「なぜ?」
「スタッフは救急箱みたいなのを持ってるじゃん」
「早く言わないと、もっと悪くなっちゃうかもしれないよ」

うんうん、みんなちゃ~んと、約束の理由がわかっているんだね。
よかった、よかった。
約束を守って、一日楽しく遊ぼうね。

【報告】里山BASE in summer あるもので遊ぶチカラ~ただの竹の筒が…~

今日は竹林でこんな筒を発見しました。

これを持って、いざ川へ!
さて、これをどんなふうに使うのでしょうか?

手始めに、

水中望遠鏡です。
川の中が丸見えです!

そして、石を積んで滝に設置すると…

水のトンネルか?水路か?
手洗い処か?

岸にあがって、竹の棒でたたいてみると…

音がする!

今度は横に寝かせて…

音が違う!

そろそろ、川も終わりの時間に…
「おーい!みんな~、終わりだよ~!」

最後はメガホンになりました。

里山には「こうやって使う」と決まっているものはありません。
自分の働きかけ次第で、ただの●●が価値あるものに変化します。
新しい価値を創造する力が必要とされる時代になりました。
生き抜く力を、ここ里山で育てます。

【報告】里山BASE in summer あるもので遊ぶチカラ~みんなの新しい遊びが誕生!~

「おーい!俺に松ぼっくり当ててみな!」

「よ~し!それ~!」

「この松ぼっくりはトゲトゲがあるから、当たると痛いよ!」とスタッフ。
すると、ガードマン、登場!

みんなが次々に松ぼっくりを投げます。
ガードマンがキャッチ!
“殿”を守ります。

「次はぼくが登るよ」

“殿”の交代です。
新しいガードマンも来ました。
くるくると役割が代わっていきます。

松の木、松ぼっくり、たも網
たったこれだけで、みんなで楽しめる遊びが生まれました。

ただ…、当たると本当に痛いので、
本気で狙わないでね。

【報告】里山BASE in summer どの葉っぱが速い? ~遊びから気づきへ~

この葉っぱと、この葉っぱ、どっちが速く流れるか?!

よ~いドン!

あれ~?大きいほうがうまく浮くと思ったんだけど、
負けちゃった!

「じゃあ今度は小さい葉っぱで」
「3つに分かれた葉っぱがいいんだよ」

3つに分かれた2種類の葉っぱで対決!

よ~いドン!
行け!行け!

「やった!勝った!」
「小さい葉っぱでも負けちゃった…」

「じゃあ、川のこっち側の方に流してみようかな」

「だって、石があるところでザブンって流れが速くなるから」
やってみよう!

「う~ん、沈んじゃった!」

なかなか思うようにいかなかったけれど、
試行錯誤の末の笑顔は格別!
「大きい葉っぱより小さい葉っぱのほうが、うまく浮いて速く流れるってわかったよ!」

何度も何度も、考えて繰り返すからこそ気づくことがあります。
遊びが好奇心を引き出し、思考をも動かす!
里山BASEは、遊びの原動力が充満しています。

【報告】里山BASE in summer あるもので遊ぶチカラ!~枝と草がへんし~ん!~

大学生スタッフが何やら作り始めました。
「何やっているの~?」

「枝に草を結びつけて何かできないかな~?」
「私もやってみる!」

こうやって、長い草を結んで…

なかなかうまく結べないね。
どうしたらいいかなぁ?

「ちょっとここ持ってて」
「こうやって~、2本一緒に結んだらやりやすい」
「すぐに切れちゃう」
「ねじったら強くなるんじゃない?」

どうしたらいいか、いろいろ、いろいろ考えてやってみて…

できた!

「バトミントンのラケットだよ」
「羽になるものを探しに行こう!」

ここにあるもの
枝と 草と 
そして 知恵と 友達