エコエデュ のすべての投稿

【里山のかやねずみ】9/13

ひんやり、秋の風が吹き出して、でも、ムシムシ、
暑いような、寒いような。変なお天気だったので、
川に行くのはやめて、久しぶりに炭焼き小屋方面へ。
道中、ドングリがいっぱい転がっていて、
小さな手で、いっぱいひろったね。

ドングリをぽ~い!と
池に投げるのも楽しいね。
誰が一番遠くに投げられたかな??

水場につくと、やっぱり水遊び。
ちょっと涼しくても
こどもには関係なくって。
ホントにお水が大好きだね。
風邪をひかないように、ほどほどにね。

いつも行くのはこっちでしょ。
歩きたくってしょうがないチームは
そのまま尾根を越えていきます。
一緒にいこうね。という
ママ達の言葉に、ちゃんと
お友達に手を差し伸べたMちゃん。
それを受け止めたFくん。
それまで、自分のことで
精いっぱいだったのにね。

先にいってしまった子が後の子を
待ってくれたり、いい感じです❤

尾根を越えるとありました!
大きないがぐり!
「どうしてはいってるの?」と
Kちゃんからの素朴な疑問。
???どうしてなんだろうね?
食べられたくないのかな?だったら、
どうして出てくる?
栗って、不思議だね。

大人がくりのイガを剥く姿をちゃんと
見ていた子ども達。
自分をやってみたくて、果敢にチャレンジ!

さっさと見つけて、拾っていく子と
見送ってしまう子の差は、年齢差も大きいのですが
ちゃんと、お友達にも分けてくれたKちゃん
ありがとうね~❤
お友達に自分から、どうぞ、とできるように
なったKちゃん!
かやっこでは最年長の3才だもんね。
小さい子には優しくできる
お兄ちゃんになったね。

でも、同年代には、厳しいのです。
栗の木林に着くと、早速木登りが
したくなったのですが、それはみんな一緒。
3人男子。一歩も譲らず。
「順番しなきゃだめなんだよ!」
お母さんが言ってたのかな。
こんな時は口出しせず、暫く見守っています。
子ども達同士で、沢山葛藤して、時には喧嘩に
なってもいいから。
自分の気持ち、相手の気持ち。
心が動かないと気が付かないこと。
沢山あるからね。

子ども達のいいところは、そんなことが
あっても、すぐ忘れられること。
いつの間にかほどけて、また木登りにチャレンジ。
大人はすぐに、問題を解決しようとするけど、
違う方法もあることに気づかされます。

子ども同士の関係が、後期になって、深まってきました。
毎年ここからが、面白い姿を見せてくれて
ぐっと、成長する頃。
今年はどんな感じかな?今から楽しみです。

<今日の絵本>
どんぐり とんぽろりん
くさむらのかくれんぼ
ふみきりくん

里山のかやねずみ:大野

【里山のかやねずみ】9/11

せっかくのお楽しみ、雨は大丈夫かな?と
心配でしたが、今日は、秋らしくていいお天気に。
昨日の名残の雨水が、川のように流れていて、
面白いねえ。

火曜日もやった、やまいもの実の遊び。
ちゃんと子ども達は覚えていて
同じ遊びをはじめました。
きょうは、ママのお鼻につけたげる。
と、Gちゃん。
自分は、というと、なぜかお口に。
もう、その仕草が可愛くって❤
幸せってこんな時間ですよね。

火曜日は、まだ食べられそうな実はなかったのに、
今日は見つけました!栗です。
トゲトゲのイガの中に隠れてる栗が欲しくて
子ども達も、果敢にチャレンジ!
上手く出せたかな?
夜のうちに、イノシシさんも食べに来ていた様で
見事に皮だけになった栗もみられました。
お山の動物たちの食べ物なんだよね。
ちょっとお裾分けにいただきますね。

川につくと、今日のお楽しみ日メインゲスト
お魚さん達がお出迎え。
子ども達はもう夢中です。

どうやって捕まえたのか。
吉田川の本流にもう一つ仕掛けてあるのを
確かめに行きました。
「おっかー!どこから来たの?」と
川の中にいるスタッフにびっくりな子ども達。

さあ、これから、この下の仕掛けを
みんなで上げてもらいますよ。
「オーエス、オーエス!」

さあ、入ってるかな?

いた!いた!お魚!
Kくん、まだ2才になりたてなのに
上手に魚を素手でキャッチできちゃったね。
素早いお魚にタッチできた子ども達は、
その感触をきっと忘れないでしょう。

夏休み前だと、モクズガニ等も捕れたんだけど
今回は、大雨の影響もあってか
アブラハヤばかりだったのが心残り。
来年は、7月中にやってみましょうか。
もっといろんな生き物と出会えますように。

<今日の絵本>
おいしいおと、なあに?
はけたよはけたよ

里山のかやねずみ:大野

 

 

【里山のかやねずみ】9/6

夏休み明け、初日のかやっこは台風のせいで
流れてしまい、この日が初日になった6日。
気温は高かったけれど、ちゃんと季節は巡っていて、
高く澄み、きれいな羊雲が浮かぶ空の下。
子ども達は一回りお兄さんお姉さんになって
元気な笑顔を見せてくれました。

暑いので、水遊びをしよう、と川へ出発!
その道中でも、秋の訪れを沢山見つけましたよ。
ほら見て、まだ青いけど、柿が大きくなってたよ。

山芋の実をお鼻につけてサイさん?
青い栗のイガも落ちていて、実りの秋がすぐそこに。

久しぶりの『かやっこ』だったのもあって、
たっぷりじっくり遊びこむ姿が沢山みられました。
お気に入りの小屋跡では、「ピンポーン!」とおうちごっこや
「いらっしゃいませ」とおみせやさんごっこが始まりました。
子ども達もお母さんも笑顔がいっぱい♥
ホントに楽しみに待っててくれたんだね。

ようやく川に着くと、ここでも思い思いの
遊びが始まりました。

カニをさがしていると、赤ちゃんを沢山お腹に詰めた
お母さんカニが。
「ちっちゃいね、かわいいね。」
大事に大事に川へ帰してあげました。

首に巻いているバンダナでお洗濯ごっこが始まったと
思ったら、いつの間にか、グルングルン振り回すのが大流行!
バチャバチャ水が跳ね返って、みんな大はしゃぎ❤
いい顔してるねえ~。

久しぶりにいっぱい遊んで、お昼はのんびり。
あっという間にお帰りの時間に。
畑の道を通ると、松本さんちの畑にお化けカボチャが!
Yちゃん、どうしても持ってみたくて
だっこしてみてたけど、びくともしなかったねえ。
子ども達を楽しませるために
今年もお化けカボチャを育ててくださった
松本さんに感謝です。

暑い日が続くけど、
日に日に秋が近づいている里山。
来週は名残の水遊びになるかな?
お楽しみ日は川の生き物探しです。
秋雨に少しお休みしてもらえるよう
お願いしていてくださいね。

里山のかやねずみ:大野知子

<今日の絵本>
ころちゃんはだんごむし
ぷくちゃんのすてきなパンツ

 

 

【お知らせ】里山BASE2018夏の 忘れ物ラインナップ!

里山BASE in summer 2018、里山BASE+(べーすぷらす)2018
参加者保護者のみなさまへ

 

この夏、子どもたちからたくさんのお土産話が、
おうちのほうへ届けられましたでしょうか?

子どもたちの中に、これからの人生を生き抜くBASEが
少しずつ育っていたらうれしいです。

ここ、エコエデュ事務所にはいくつかの忘れ物が残っていますよ。
記名のなかったものがさみしく取り残されているので、ご紹介します。

①のみ、忘れていった日付がわかっていますが、②~⑥は不明です。
お子さんのものでしたら該当番号をご連絡の上、エコエデュ事務所にとりにいらしてください。

引き渡し可能な時間帯は、平日9:00~18:00です。土日は対応不可です。
※保管期間:9月30日まで(期間が過ぎましたら処分いたします)

【報告】9/2「森を知り、森とかかわる基礎講座」プレ講座

以前はこのように
竹ばかりで真っ暗だったエコエデュの森が

約4年かけて整備してくださって、
こうなりました!
参加者の皆さんから、歓声が!!

 

竹をきって明るくなった森では
小さな樹木が育ちはじめています。

この日名札をつけた木だけでも、
なんと23種類!

おいしい実がなる木、きれいな花が咲く木、
いい匂いの葉っぱの木…

高~くなる木、成長が早い木、
日陰でも育つ木、等々…

若きフォレスター、講師の鈴木礼さんに
たっぷり教えていただきました。
 
 

人が手を加えることによって、
樹木が、森が、
どう変化するか。
少し、実感できたでしょうか。

それを見越して、森の未来をどのように描いて、
どうやってつきあっていくか。

森を知り、森とかかわる基礎講座
にて、学んでいきます。

今週末からいよいよ本編がはじまります。
まだ若干名、募集中ですよ!!

おっ!と興味を持たれた方、
ご参加お待ちしています(^O^)/

【報告】里山BASE~”自分で決める”話し合い~

BASE3ヵ条のひとつ。
「自分で決めるべし!」

何をするのかは自分で決める。自分の意見はしっかり言う。
これはとても大事なこと。
でもまわりのお友達も意見を持ってるはず。
自分はこう考えてるけど、みんなはどうなの?
里山BASEでは、みんなが納得できるように、ときには時間をかけて、多くの話し合いの場が持たれました。

例えばある日は「お昼をどこで食べるか?」で話し合い。
できれば気持ちのいいところで食べたいもんね。
重要な案件です!

「竹林で食べたいよ」
「いや、川がいいよ」
意見が真っ二つに分かれました。
 

今遊んでいる場所の竹林か、移動して川か。
「川の近くで食べたことがないから川がいい!」
「竹林は蚊が多いから嫌だ」
「川にだって蚊はいるよ」
「今はひと段落ついて汗も引いてきたから蚊は寄ってこないよ」
「逆に移動して川へ行ったらまた汗をかいて蚊が寄って来ちゃうよ!」

やや川意見が劣勢か。里山BASEでは多数決にはしません。

少数になっても必死に抵抗します。
納得してもらうように、子どもたちは言葉を変え、代わる代わる根気よく話し続けます。
最終的には竹林から川までどのようにしてどれくらいの距離を進むのかを説明し、川派も竹林で食べることに納得してくれました。

話し合いだけで30分。子どもたちはなかなか根気強い!

と、思えばまた別の日は「川でお弁当食べたい」意見が多数の日もありました。
川で食べたくない理由は、「濡れた服でお弁当食べたくない」とのこと。

食べる前から川に入ろうとしていたところ。

「食べる前は浅いところで遊べばあんまり濡れないよ!食べてから思い切り遊んだらどう?」

なるほど!そうか!川で食べたくなかった子も納得しての昼食となりました。

行きたい場所を決める時も話し合いは難航します。
ある日はイモリーランド(子ども達命名:アカハライモリを捕まえられる場所)に行きたい・行きたくないで意見が分かれました。

行きたくないチームは「イモリは青空広場にもホリデーの広場にもいる」と主張しました。

でも、その意見に疑問を持った男の子は図鑑で調べて
「イモリは水のところにいるよ。山にいるトカゲとかカナヘビとかヤモリとかと間違ってるんじゃない?」
 
ちゃんと話し合いに参加して意見を出してくれる。
スタッフとしてはそれが嬉しくてたまりません!

最初は反対でも”納得”すれば意見も変わります。
「ああ、そういう見方もあるのか、考え方もあるのか」

ひとつしか見えていなかったところにいくつかの視点が入ることによって、自分の考え方が広がっていきます。

“自分で決め”て意見を言って、でも”友達のことも考え”てみんなが納得する方法を探す。
どんな言葉や視点なら納得してもらえるのか”考えてチャレンジ”をする。

話し合いにはBASE3ヵ条の重要な要素が含まれています。
遊ぶ時間はちゃんと確保しつつ、”友達のことを考えて自分たちで決める”文化をこれからも里山BASEは作っていきます。

【報告】里山adventure ~7月-イカダ完成!?~

6月の終わりから始めたイカダづくり。
7月に入ってもその熱は衰えず、時には雨の中、イカダづくりを頑張ります。

前回は竹12本を使ってイカダを作ろうとしていましたが・・・さすがにそれは難しかったようで、今回は竹8本で挑戦!竹4本チームはそのまま本数を変えずに挑戦していきます。

子どもたちは、竹を切りそろえたり、蔓を取りに行ったり。

4本班のメンバー、4人全員が作業にとりかかっています。

8本班のメンバー数は多く、どうしたらよいかわからず、見ているこどもたちもいました。そのため、雨が降れば室内に入ってしまって作業がはかどりません。

蔓をビシッと結ぶのは難しい。黙々と作業します。

終盤になって、いかだ経験者がアドバイスをしました。

4本班、片付けも団結して早いです。

8本班、一致団結となりません。片付けようと移動すると、結びがすでにバラバラと解けそうです。

週が変わり、4本チーム、イカダを浮かべてみることに。
8本チームも竹運びを手伝います。

「これ運ぶの大変!」
「なんか良い方法ないかな?」
「一輪車を使おうよ!」

協力して運ぶものの、「これ、どうやって川におろせばいいんだろう?」
仕方なくバラして一本ずつ竹をおろすことに。

バラした竹は川の水につけながらツルで結んでいきます。
4本をくっつけたなた、なんとか一人は・・・乗れた!
 

8本チーム、川へ行ってなかなか戻ってこない4本チームの偵察へ。「もしかして成功したのか!?」

うーん、やっぱり8本だとまだ難しい気がする・・・
潔く考え方を変えて、今度は6本で挑戦!
4本チームの働きに刺激を受けて獅子奮迅の働き!
なんとか形にはなったけど・・・
「あっ!これ、どうやって川におろすんだろう・・・」
どうやら4本チームの抱えた問題と同じところにいきついたようです・・・

また次の週。
6本いかだチームも先週の4本チームのように川へ運んで浮かべることになりました。

「先週結んだ蔓は乾燥して簡単に切れてしまう!」

「結わえたままだと川まで運びにくい!」との理由で結びを解いて1本ずつ運びます。

そして、竹を川に浮かべつつ、川に垂れる蔓を現地調達。協力して採取します。

まず、2本ずつに結び、その竹を連結します。

乗ってみると… 

浮きました!

 

いかだに結んだ蔓を手綱のように引っ張って川を散歩。結びが甘いのでばらけがちではあります。

その後、竹3本にして作り直してみました。

魔法使いのおばあさんが空を飛んでいる!?

ひとまず、「いかだを作って乗る」というミッション完了!

イカダ4本はスタッフの提案ではありましたが、12本から始めたチームも「どうしたらうまくいくのかな?」と考えて8本、6本と数を減らしていきました。「この方法でダメだったら別の方法で考えよう」と、本数や結び方を変えて工夫し、「乗ってみよう!」とチャレンジできたことがこのイカダづくりでの収穫だったかと思います。

『やりたい!』目標ができると、にチャレンジしようという気持ちが生まれ、それに向かって行動が機敏になります。みんなの集中力が持続し、時間が有効に使えますね♪

2学期の始めは何する?「トライアスロン」「川で魚を捕る」という意見が出ました。まだまだ暑い日が続くでしょう。

さて、夏休みもたっぷり遊んでパワーアップ!

8月最後、元気な顔に会えるのを楽しみにしています♪

【里山のかやねずみ】9月の集合場所

暑い夏休みが明けようとしていますが、まだ暑そうですね💦
それでも、早くかやっこに行きたい!というお声を
ポロポロお聞きしておりました。

お待たせ致しました!
9月かやっこは4日から始まります。
9月中の集合場所は火、木。全日リンゴ園とします。
まだまだ川遊びが出来そうです。

そして、お待ちかねのお楽しみ日は
9月11日(火)予備日18日(木)
『川の水族館』 いきもの調べをしたいと思います。
みんながお休みの間、お魚やカニさん、どうしてたかな?
沢山の生き物に会えるといいね。

みんなの元気なお顔を拝見するのを楽しみにしています!

里山のかやねずみ:大野

【報告】里山しごと体験講座2018 第1弾『春の里山でお茶会』

今年で4回目となる遊木の森でのお茶づくりプログラム。

「里山しごと」のテーマは「元(原材料や過程)」を知ること。
「春の里山でお茶会」ではちゃんと元を知ることが出来たかな?

先ずはお茶畑の世話から。
今日は整備からきっちりやっていくよ!
お茶の葉と他の葉っぱの見分け方を見つけて

 「まわりがギザギザしている」

 「葉っぱの線(葉脈)が違う」

おお!ちゃんと違いに気づけたね!

お茶の葉を見分けられるようになったら、親子で雑草を抜いたり、絡まったつるを外したりしました。

 

お茶畑の世話が終わったらお茶摘みです。
「一芯二葉」の摘み方で、親子一緒に摘みました。

 「かごをいっぱいにするのは大変」

 「摘んだばかりのお茶の葉はどんな香りがする?」

 「フルーツみたい」

  

今つんだお茶がどんな変化をしていくか、楽しみだね。

 

お昼が終わったら、いよいよお茶づくり!

いたんだ葉やゴミを除いて、せいろで2分ほど蒸してホットプレートに広げ、保温温度で軽く炒りながら水分を飛ばします。

 

 

少し炒ったら、ボール紙で作った箱に移して手揉み。
ギュッギュと揉んで水分を飛ばしやすくします

蒸したり、炒ったり、揉んだりしてゆくとお茶の葉が少しずつ変化してゆきます。

親子たちはその変化を、五感を使って感じてゆきます。

 「少しお茶の香りがしてきた」

 「カサカサしてきた」

 「お茶らしくなってきたね」

「炒る→揉む」作業を7回ほど繰り返すと、水分が飛んで、いつも見ている「お茶っぱ」になりました。
やっと完成だね!

手摘みして、蒸して、炒って、揉んで、自分たちで作ったお茶は美味しく飲みたい。
スタッフが試して見つけた美味しい淹れ方を参考にして家族ごとにマイ急須で淹れました。

 「きれいな色」

 「美味しい」

 「二回目は味が違う」

 「他のグループのお茶も飲んでみたい」

 

お茶菓子を食べながら、何杯も楽しんでいました

 

最後に、美味しいお茶を提供してくれたお茶畑にお礼の気持ちを込めて堆肥をあげました。

ありがとう!

 

おうちでお茶を飲んだ時に、お茶畑の景色や、お茶の葉がお茶に変わっていく過程での香りや色、手触りなどの変化を思い出してくれると嬉しいですね!