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【報告】里山QUEST~みんなの秘密基地の巻~

4月からずっとずっとがんばってきた秘密基地が出来上がりました!

5月半ばから新しい場所を探してきました。

一生懸命探すも、なかなかいい場所が決まりません。

あるとき、隊長が言いました

「みんなが反論してくれないんだよ」

どういうこと?

「ぼくがこっちに行こうって言うと、みんな何にも言わずに付いてくるだけでしょ。

それじゃあ、いい場所は見つからないよ」

どうしたらいい?

「もっと自分の意見を言ってくれないと」

みんなはハッとしました。

 

「よ~し!一人一人自分の意見をもっていこう!」

そうして見つけた場所は、エコエデュ事務所のすぐ近く。

「ここなら竹が使えるし全員が入るよ」

どうしてこの場所がいいのか、一人一人が表明します。

 

どんな基地にしたいのか、絵を描いて計画もしました。

全員が寝られる!竹で囲む!

みんなが楽しい!などなど…

 

そして翌週、ようやく新しい秘密基地をつくります!

この竹、何に使えるかな?

「がお!角じゃ!」

この枝を…

地面に刺すと、壁ができた!

(見えます?縦に並んでいます)

 

「ノコギリはこうやって使うんだよ」

「そうそう、うまいうまい」

2年生から1年生へ、技術が伝わります。

切った竹を脚にすると…テーブルだ!

 

こちらは、ベッドの製作にとりかかっています。

どうすれば寝心地のいい竹ベッドになるかなぁ?

「この竹を動かしたらいいんじゃない?」

イイ感じになってきた~

寝れる~!

でも、ちょっと蚊がうるさい!

 

こちらは?

「イスだよ」

「へ~、すごい」

 

今度は枝を切って、

運んで、

地面に敷くと、

カーペットになったよ!

お昼寝もできる!

ふとんみたいだね。

 

棚もできそう

 

やっとできた秘密基地。

壊すのはもったいないから、

そのままにして、次は蚊の少ない時期に

また続きをしようってことになりました。

 

子どもたちの創造力と団結力が光った秘密基地づくりになりました。

途中のケンカもいい勉強になりましたとさ。

【里山のかやねずみ】7/18

夏休み前、最後のかやっこ。
今日もたくさんのお友達が来てくれました。

やっぱりこの日も川遊びに
森を抜けて向かいます。

途中の小屋でちょっと休憩。
「いないいないばあ!」と
一人がすると、みんなで一緒に
「いないいないばあっ!」
一緒って、楽しいね。

 川についてもお友達がしていることが
気になって、同じことを始めたり、
お友達が触ってるから、自分も!と
勇気を出して生き物を触る姿が見られたり。


お母さんとはまた違う、気になるお友達や
お友達のお母さん、我々スタッフという
第三者との良い関わりが、 
子ども達の世界を広げ、新しい一歩へ。
春からの成長を感じる季節です。

川でいっぱい遊んで、ご飯を食べたら
眠くなっちゃった。
お外でのお昼寝も気持ちいいね。

元気な大きい子達は、
川遊びの場所より上流へ探検に!
浅い川に覆いかぶさるように木が生えていて
とっても気持ちのいい場所です。
木登り、ブランコ、綱渡り。
いろんなことができました。

リンゴ園から上流まで。結構な距離があるのに
行って帰ってくることが出来るくらい
しっかり体力がついてきた子ども達。
これからの成長が楽しみです。

これから暫くの間、かやっこも夏休み。
みんなに会えないのは残念ですが
休み明け、少し大きくなった姿に
お会いできるのを楽しみにしています。

<今日の絵本>
とっちくんのカレーようび
 あれあれ?そっくり

 

里山のかやねずみ:大野

 

【里山のかやねずみ】7/11

  湿度が高い上に、ピカピカのいいお天気で
とても外遊びなんて、というこの日も
川に来れば、快適!
この日も、本当に沢山の親子さんが。

その中でも、なんと抱っこの赤ちゃん達が
4組もきてくれました。
ママに抱っこされながら、川遊びを初体験!
冷たい水の感触を確かめるように、
ちゃぷちゃぷ。
水の流れをじっと見つめる目が
キラキラしていました。

この日も、カニやお魚がいっぱい。
自分の手で触るのはちょっと、
という子ども達も、魚やカニの、泳いだり、
泡をプクプクさせている姿を見ると、もう釘付けに。
Kちゃんは、みんながお昼ご飯に行っても
カニさん達を見ていたくて。
とうとう、ご飯も一緒に食べることに。

ご飯の場所に連れて行ってあげた
カニさんやお魚さん。
みんなが帰る時には、同じように
カニさんや、お魚さんもおうちに帰らなくっちゃね。
自分で返してあげたくて、お神輿みたいに
「わっしょい、わっしょい!」
子供達が一緒に運んでくれました。

「バイバーイ。」
「また遊ぼうね。」
ちいさな命を労わり、大切に想う気持ちを
こんな触れ合いを通して、小さいうちから
自然と身につけてくれるといいな。

13日のかやっこは、ひどい雨の予報だったので
中止にしましたが、川の生き物達、大丈夫かなあ。

18日は、1学期最後になります。
体調を崩していた子も多かったこの夏。
おやすみ前に遊びに来れるといいね。

<今日の絵本>
クジラさんのプール
せんたくかあちゃん

 

里山のかやねずみ:大野

【報告】7/2里山しごと~草や木で布を染めてみよう!~

里山しごと体験講座第2弾は、
遊木の森にある自然のもので、白いハンカチを染め上げる…
新しいプログラムにチャレンジしました!

「こんな身近な草や木で、ほんとうに布が染まるの?」
 

まずは、7つの組に分かれて、材料探しにしゅっぱ~つ!
いい色が出そうなものはどれかなぁ?

 

   

「あ、お母さんの帽子の色みたいなキノコ発見!」

「こんな色がついたよ」

紙で確かめながら、探します。
親子で、葉や枝、花、木の実、キノコなどを集めました。
色々なものを混ぜて挑戦する組もあって、期待が膨らみます。

集めた材料は細かくして網袋に入れて煮出します。

 

スタッフの声かけもあって、香りの変化や煮出した液の色に興味津々!

  

  

思った色にそまったかな?
思いもしなかった色に染まったのかな?

  

ロープに干された7色33枚のハンカチは壮観! 

 

最後は、7つの組の色を比べっこ。

  

「液がベビーピンクだったので、こういう色に染まると思ったけど、白に染まりました。
でも初めのハンカチの白とは違う白になったのがよかったです。」

いろいろなもので
いろいろな色に布が染まるんだね!

自然の素材そのものの色と、
煮だした液の色と、
染まったハンカチの色と、
それぞれがまた違う色で、びっくりしたね。

他の季節だったら他の色の元も探せたかもしれないね。
自分が好きな色の元って、なんだろう?
親子で考えたり、探したりしてみてね。

 

次回は、12/3(日)、きな粉の元に迫ります!

【里山のかやねずみ】7/6

台風の被害もほとんどなく
川遊びをするにはもってこいの暑さ。
7月は川遊び!ということで
お山の道を通って川へ。

今日は早速、夏らしいお出迎え。
クワガタムシ(コクワガタ?)です。

触りたい子、ちょっと怖いけど気になる子。
みんなトコトコと手の上を歩く姿に夢中です。
手の上に乗せられなくても、つん、と指先で
触れただけでも、とっても嬉しそう。

山道を抜けたら、さあ、川です!
みんな、お水大好きだね!

つめたーい!きもちいい〜!

カニさんいないかな?
お姉ちゃんたちが見てたのを、
しっかりまねっこ。一人前だね。

台風の中、避難してたのかな?
沢山のカニさんに会えたね。
優しく上手に触ってあげたから
仲良しになれたね。

みんなが、あんまり楽しそうだったからか。
長靴に水が入る感覚がいやだったNくん。
行かない、っていうかと思えば、いつの間にか
長靴のことを忘れていました。

楽しい!って気持ちはいろんなハードルを
越えさせてくれるものですね。
そして、楽しいと、いつまでも遊んでいたいもので。
冷え過ぎには注意して。
時々はお日様で乾かして、また遊びましょうね。
さあ、来週も川ですよ〜。

<今日の絵本>
だっこのおにぎり
ころわんとしろいくも

里山のかやねずみ:大野

【里山のかやねずみ】7/4七夕祭り

いつものお楽しみ日は、だいたい2週目くらいなんですが
7月は七夕祭りがあるし、折角だから笹もほしいよね。
ということで、1週目から「お山の七夕祭り」
この日は暑かったので、水遊びもやって飾りも作って
大忙しでしたね。
飾りも個性的だったんです。(写真をとり忘れてごめんなさい)
お山のいろんな草花を、トイレットペーパーの芯にくっつけて
織姫、彦星の体にしてみました。
お顔をかいたり、折り紙も貼ってみたり。
お母さんと一緒に1歳さんも、見よう見真似で。

大きい子や、細かいお仕事が好きな子は、じっくり
時間をかけて、それぞれ個性的な作品に仕上がりました。

出来た作品を早速笹に飾って。

緑の中の七夕飾り、なかなか素敵でしょ?
持って帰った笹に、飾りをまた作って
おうちで飾ってくれているそうです。

食後、七夕飾りも作って、水遊びもしたのに
探検にいきたくなっちゃって。
クスノキのあるお山のてっぺんまで、登っちゃいました!
「トトロの木だね〜」「おっきいね〜」

「登りたい!」と頑張っていたTくん。
クスノキは大きくて太くて、手強かったね。
初めて来られたお母さん方は、
子ども達の脚力にびっくりされていました。
「1歳2歳の子でも、自分の足で山登りしちゃうんですね」
行ってみたい!という気持ちがあれば、頑張れちゃうんです。
(お母さんや仲間の励ましも大きいですが)
そして、登れた!という自信が次のチャレンジに繋がるんでしょうね

 

「ただいま〜!」と山頂から帰ってきた子ども達は
とってもいい顔をしていました。

<今日の絵本>
たべたのだあれ
いぬのおさんぽ
ちいさなトラック

里山のかやねずみ:大野

【報告】里山adventure~6月のアソビ~

6月初旬、クワの実が鈴なりです。この甘いご馳走はみんなの大人気!

おままごとのようだけど、本当に食べられるそのままジャム。

「手が染まった〜!」「服が染まっちゃったよ〜!」
そして…
顔面に思いっきりメイク

「こっちを通っていきたい!」
「竹林を通って山を越えたい!」

 

いざ登ると滑る滑る…
なぜ…? 
「竹の葉っぱがいっぱい降り積もっているところが登りにくい!」
「乾いてるけど滑るよ!」

 

苦労して道なき道をかき分け、みんなに追いついたら、
「マムシがいるよ!気をつけて!」
ゾゾ…。。この日、スタッフは大きめのヘビを2匹見ています。
「藪には入らないようにしよう。」
でも、そんなところに紛れ込んだおかげで、お宝昆虫発見!

 

ドッジボール組は、落ちている枝を使ってアウトラインを表現。
木の上からボールを当てるという新ルール!?

 

翌週は、真夏日。あまりの暑さに涼を求めて川の上流へ!
ダムやため池作りがあちこちで始まりました。

 

川底から粘土が出てきたのでダム作りから、粘土玉にして壁に投げ当てる。
すると、泥の模様が…「アートだ!」

 

その壁、高い堰に登ろうと、工夫する。

石を組んで泥で固めて足場を作ったけど、上に乗っても届かない。
2本の流木を探してきて、石の上からさらに上へ試みる。

2本の棒を使って、みんなも力を貸してくれて、よじ登った!

 

今週も、川の上流です。早速、土木工事が盛んに行われました。
すると、「あの堰の上からジャンプする!」
着地点までは、高さがあり水かさもない場所です。
安全対策で、着地場に泥を集めてクッションにしようと考えました。
タプタプと泥をかき集める。
そこへ、怖気付くことなく、次から次へと飛び込む。

 

 先週の堰登り同様、低学年は羨望の眼差しで見守ります。
 
「カーテンだね〜♪」無数に垂れている蔓を使ってターザンごっこ。
「この流れの向こう、あっちに飛び越えようか?」
感覚がわからない低学年に6年生が技を享受してくれています。
もうちょっとで気持ち良く「あああ〜♪」とできそうですよ。

 

棒倒しゲームに、石の上バランス。
あちこちで「自分たちルールの遊び」がどんどこ生まれてきました。

 

大きな水しぶきを立てて人にかける!
ゲームも発生。
ここでも笑顔と歓声が響きます。

 

今日も着替え必須!思いっきり水びたしの泥んこ、です。
着替え時間も一筋縄でいかず、鬼ごっこのように激しい!?
保護者の皆さん、時間オーバーでお待たせしてしまい、ごめんなさい。
ご理解とご協力に感謝いたします!いつもありがとうございますm(_ _)m

 

【里山のかやねずみ】6/29

6月最後になったこの日。蒸し暑い天気でしたが、
この日も沢山のお友達が来てくれました。

今月は9回開催だったので、なんと
17組の親子さんが4回以上参加の月会員さんに。
来れば誰か知ってる人が、という感じで。
その分、子ども達もお母さん方も
参加者さん同士が随分仲良しになってきて
一緒に遊ぶ姿を沢山見ることができました。
朝の挨拶も、お名前、年齢、ママの名前と
前に出て言える人には言ってもらうのですが
殆どの子が、自分なりの挨拶をしてくれるように
なってきました。

沢山の人の前に出るだけでも、勇気のいることなので
本当にびっくりです。

6月は梅雨らしく遊木でもキノコを色々見つけました。
キノコによって、色も形も様々で
肌ざわりも違うので、ツンツンとつついたり
そっと握ってみたり。
なんだか、とっても愛しそうに
キノコを触っていたSちゃん。
この感触はきっと忘れないでしょうね。

木登りに挑戦した子ども達も、何人かいました。
少し斜めに生えた木なので、最初はちょっと
手を貸してもらって。
何度かやるうちに、どんどん上に登れるようになって。

お母さんに依存して上げてもらっている状態だと
子ども達の体は重くて、ちっとも木登りをしている
感じになりませんが、危なくないように
手を添えているだけにすると、自分でしっかり枝を持ち、
足で蹴って、上がろうと頑張ります。
少し上がれた、次はもうちょっと先へ
と、自信と欲が出て、自分で頑張るうちに、
だんだん身のこなしが上手くなっていきます。
自分の気持ちが動くと、体も動くようになる。

子どものやる気を引き出すには、手は出さず、見守る。
個人差もあるので、出来ないと親は焦ってしまいますが
大人ができるのは、危なくないように見守り、励ますことくらい。
その日出来なくても、またチャレンジすればいい。
一歩一歩、その子なりのズピードで。

木登りの中に、子育てのヒントが隠されてました。

さあ、7月からは水遊び。4日は七夕祭りですよ。
4日は雨にならないように、てるてる坊主にお願いしておいてくださいね。

<今日の絵本>
うみへいくピンポンバス
ふえたふえた
ぞうさんのおさんぽ

里山のかやねずみ:大野

【報告】里山QUEST(火) ~BBQへの道のり~

5月に「秘密基地の近くでバーベキューをやる!」と宣言した子どもたち。

そのためにいろいろな準備をしてきました。

 

里山スーパーに行ってみたり、

火おこしの練習をしたり、

近くの畑で、ジャガイモと玉ねぎをもらって

おいしく保存するために、涼しいところを探してつるしたり、

レタスを収穫させてもらったり、

さあ、BBQに挑戦する7月まで、おいしくとっておけるかな?

「水につけておくといいんだよ!」

うーん、本当に大丈夫かなぁ?

スタッフは、せっかくのレタスをちゃんと食べられるようにしたかったので、

子どもの言うように「水につけておいたもの」と「水につけて冷蔵庫に入れたもの」と「ビニール袋に入れて冷蔵庫」の3種類の方法で保存してみました。

1週間後…

「うわああ!これは臭い!」「どろどろだ」

「これはちょっといいけど、しわしわ」

「やっぱり暑いとダメになっちゃうんだね」

「袋に入れて冷蔵庫だ!」

食べ物をおいしくとっておくにはどうすればいいか、わかってきたかな。

 

あと、BBQをやるには…

この日は、竹を切って食器づくり。

初めてのノコギリ!

「疲れる~~。手が痛い…」

でも出来上がったときの達成感は格別!

「やった!できた!」

竹を半分に割ると、お皿のできあがり。

 

次は、お箸を作らなくっちゃ!

ナタを使って、木槌でトントントン!

パカン!

割れた!気持ちいいほどうまく割れた!

自分の好みの太さに割れば、お箸の元ができるよ。

 

でも、割っただけではなんだかガサガサ、ツンツン。

小刀で削ります!できるかな~??

スタッフが安全なやり方を教えると、一人が早速コツをつかみ、

「ちゃんとここに置いて、動かさないんだよ。こうやって…」

「動かすのはお箸のほうだよ」

と説明したりやってみせたり。

他の子に上手に教えています。

 

今日の目標は、

「つるつるの気持ちいいお箸にする!」

「だんだん細くして、いつも使ってる本物のお箸みたいにしたい!」

さあ、どうなるか?

「ぼこぼこになっちゃうな~」

小刀の達人も苦戦中。

それでも、紙やすりでこすると…

「つるつる!」

「どうして紙やすりはつるつるになるのかなぁ?」

疑問も生まれます。どうしてだろうねぇ?

紙やすりをよ~く見てみよう。

 

2年生は、一ランク上の水筒づくりにチャレンジ!

水筒なんてできるの?!

「できた!」

すご~い!栓もできてる!

 

よ~し、いよいよBBQ!

会場を見に行くと、草がいっぱいだよ~。

どうする?作戦会議。

「石で押さえればいいんだよ!」

みんなで石を集めて…

草を押さえれば…

「これで火が燃え移らない!」

草を刈る、じゃないアイディアが出るところがさすがだね!

大人も脱帽。

 

さあさあ、来週BBQは実現するかな?

乞うご期待!